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学校の電気代は月にどれくらいかかっているの?

学校の電気使用量は、少し古いデータにはなりますが、平成14年度の経済産業省の調査によると、横浜市立の小学校で1施設あたり年間149,148.3kWh、中学校では1施設あたり年間で167,754.4kWhという情報が発表されています。

小学校、中学校の平均値を算出すると、158,451.4kWh、つまり、約160,000kWhが年間の電力使用量ということになります。

14年前と今では、電力の必要な設備の消費電力に少し違いがあるのは思いますが、消費電力が10%程度軽減されたと仮定すると、160,000kWh×(1−0.1)=144,000kWhとできます。

これは1年間の電力使用量ですので、1か月あたりに換算すると、160,000kWh÷12=12,000kWhです。

電力使用量料金は、契約している企業や料金プランによって大きく異なりますので、ここでは新電力の目安単価である27.0円/kWhを使って計算しますと、学校の1か月あたりの電気代は、12,000kWh/月×27.0円/kWh=324,000円と算出されます。

もちろん、生徒の数や規模にもよりますが、小・中学校の電気代はおおよそこれくらいだということですね。

ちなみに、参考までに、生徒1人あたりで計算すると、14年前のデータでは年間およそ300kWh程度の電力を消費するとされています。

現在に換算すると、270kWh程度は消費している計算になります。

学校での賢い節電方法とは?8つの方法をご紹介!

さて、学校の毎月の電気代の目安がわかったところで、どうにかして学校の電気代を減らしたいとき、具体的には次のような対策があります。

その1.照明はこまめに消す

その2.エネルギー効率の良い照明を使う

その3.体育館での照明の使い方を工夫する

その4.グリーンカーテンを設置する

その5.生徒全体への節電意識を高める

その6.扇風機やサーキュレーターを併用する

その7.エアコンの設定温度を工夫する

その8.エアコン・換気扇のフィルター清掃の徹底

ちょっとした工夫がほとんどですが、学校は生徒数も多く、規模が大きい分小さなことを変えるだけでも、年間数万円単位で電気代を節約することにつながります。

次に、これらの対策について順番に解説していきますね。

その1.照明はこまめに消す

基本中の基本ですが、照明は学校での電力消費のうち、大きな割合を占めています。1教室についている照明器具の数が多い分、点灯しっぱなしにしておくと、1教室あたり約5.4kWhもの電力を毎日消費しています。

これを、必要なときだけつけるようにすることで、半分まで消費電力量を減らせたとすると、1教室あたり2.7kWh分の電気代が安くなります。

具体的には、少し大げさに「30教室」が毎日電気のつけっぱなしになっているのを、半減したとすると、2.7kWh×30=81kWhの電力消費を押さえられる計算です。

電気代に換算すると、81kWh×27.0kWh=2,187円年間では26,244円も安くなります。

これは、教室だけに限った話で計算していますが、廊下やトイレなど広い範囲を適用すれば、さらに電力の消費を抑えることができます。

その2.照明のエネルギー効率を高く保つ

エネルギー効率の悪いまま照明器具を使っていると、ついつい使う照明器具の量が増え、省エネとは程遠くなってしまいます。

エネルギー効率を高く保つためには、照明器具を清潔に保ち、あまり汚れない場所でも1年に1回程度は照明をキレイに掃除しましょう。

また、蛍光灯などの取り替え時期はきちんと守り、切れたら交換するというのではなく、例えば40Wの蛍光灯であれば、1日5〜6時間使った場合、3年程度で交換するのが理想的です。

とはいっても、すべてのランプの交換時期を把握しておくのは難しいので、目安としては、ランプの一部が黒く変色してきたら交換の時期とするのが良いでしょう。

その3.体育館での照明の使い方を工夫する

futsal

体育館でよく使用される「水銀灯」は、ものにもよりますが、教室で使用している蛍光灯の10倍もの電力を消費します。

体育館全体に、400Wの水銀灯を40台設置していると仮定すると、1時間あたりの消費電力は16kWhです。

電気代に換算すると、1時間で432円と、教室の照明と比べるとかなり高いのがわかりますよね。

しかも、水銀灯はスイッチを入れた後、明るさが十分になるまでに数分時間がかかります。

また、点灯の際に消費電力が大きくなりますので、体育館は連続で使用し、使用しないときはきちんと切るという工夫を上手に組み合わせてみてください。

その4.グリーンカーテンを設置する

greencurtain

グリーンカーテンとは、その名前通り、植物のカーテンのことです。

夏場に、ニガウリなどの、つるが伸びて育つ植物を、窓際でネットに沿って育てることで、カーテンのように日光を遮ってくれます。

普通のカーテンと違うところは、風が植物の間を通るとき、植物の葉から自然に蒸散されている水分で温度が下がるため、より涼しく感じることができます。

緑のカーテンを活用すれば、エアコンの使用頻度や、設定温度をエコに近づけられますので、生徒とのコミュニケーションの一環として、一緒に育ててみるのも面白いですね。

その5.生徒全体への節電意識を高める

生徒と比べ圧倒的に数が少ない職員だけが節電意識を強く持っていても、生徒の節電意識が低ければほとんど効果を得ることができません。

生徒の集会で節電を呼びかけるだけではなく、チェックシートを作り、学年ごとにどれだけ節電できたかを競うなど、「ゲーム感覚」で生徒に節電してもらえば、よりまとまった電気代を楽しく節約できるきっかけとなります。

また、「節電大会」のように、校内で節電の方法を募り、実際に効果が高いものはどれかを検証し、比較するなどの催しを行うと、より生徒が真剣に節電へと取り組んでくれる可能性も高くなりますので、今回ご紹介した方法はほんと一例ですが、生徒たちの意識を節電にどう向けるかを工夫してみてください。

その6.扇風機やサーキュレーターを併用する

circulator

扇風機やサーキュレーターは、直接涼しい風を送るだけではなく、教室の中の空気の温度を「ならす」効果もあります。

冷たい空気は下に溜まりやすく、暖かい空気は上にいきやすいという性質がありますので、夏場には教室の一部や、足もとは涼しいけれど、それに比べ顔周りが暑いという現象がおきてしまいます。

サーキュレーターや扇風機を併用すれば、全体の温度を一定に導けるため、エアコンの設定温度を下げすぎない、上げすぎないようにできますので、設定温度を消費電力が大きくなるように変えるよりも先に、まずは空気を「まわす」ことで対応しましょう。

また、扇風機の消費電力はエアコンの20分の1以下というものも多くありますので、エアコンを使わずに扇風機2台を使う、という対処をすることでも、消費電力量は大幅にカットできます。

暑すぎて倒れてしまうようなことはいけませんが、ある程度の暑さまでは扇風機を活用するというのもおすすめです。

その7.エアコンの設定温度を工夫する

airconditioning

エアコンは、冬場は20℃、夏場は28℃が、暑すぎないレベルで、かつ省エネな設定温度です。

一般的に、エアコンは1℃温度を変えると、消費電力は5〜10%変わります。

エアコンの設定温度が今まで夏場に25℃で、エアコンの消費電力が500Wだったと仮定すると、3℃設定温度を上げると、15〜30%の消費電力を削減できますので、仮に20%削減できるとすると、500W×0.2=100W分の消費電力が節約できます。

1日に5時間、30日間これを繰り返すと、

100W×5h/日×20日/月=10,000W=10kWhとなり、これを電気代に換算すると、

10kWh×27.0円/kWh=270円/月です。

一見、学校という規模からすると少なく思えるかもしれませんが、これをすべての教室で行えば、年間で数万円も削減できる可能性があります。

その8.エアコンフィルター清掃の徹底

cleaning of air-conditioning

エアコンを毎日使っていると、ついフィルター掃除を忘れてしまいなかなかできないということもあるかと思います。

エアコンのフィルターが汚れている状態と、そうでない状態とでは消費電力は15〜20%も変わってくることがあり、フィルターの清掃はきちんと行えば大幅に消費電力を節約できます。

例えば、冬場のエアコンを運転するとき、フィルターが汚れていると消費電力が1200Wだと仮定します。

これを清掃すると、おおよそ20%の節約効果が見込めますので、削減できる消費電力は、1200W×0.2=240Wで、1日5時間、20日間使ったとき、消費電力量が240W×5h/日×20日/月=24,000Wh=24kWh/月ですので、

電気代は24kWh/月×27.0円/kWh=648円/月安くなります。

1台だけで1年間に8,000円ちかく電気代が削減できますので、すべてのエアコンでも適用すると考えると、効果的な方法の一つと言えます。

上手なルールの運用で電気代は安くできる!

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今回は、具体的な節電、つまり電気代を安くする方法を8つご紹介いたしましたが、学校で気をつけているのになかなか節電できない、という場合も、具体的に数字を見れば、方法さえ間違えなければ効果があるということが分かったのではないでしょうか。

逆に、空調関連でいくと、エアコンをこまめに電源オフ、オンするというのは、エアコンが起動時に最も大きな電力を消費する家電という性質を考慮すると、節電しているつもりが電気代は高くなる一方ですので、注意が必要です。

教室のカリキュラムを見直し、エアコンは連続で無駄なく使うようにするなど、今回ご紹介した方法以外にも追加でできることもあるかと思いますので、8つの方法だけではなく、学校それぞれの状況に合わせたルールを作り、賢く節電していきましょう。

オフィスに掛かるコストとして、電気代もできるだけ削減しましょう!

家賃やメンテナンス費など、オフィスに掛かるコストはできるだけ削減したいものですが、アクセス性も考慮して最適な物件を選ぶようにしましょう。
また、オフィスで発生するコストとして気になるのは、電気代ですよね。電力会社の切り替えで、大幅に電気代を削減できたケースもあります。

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