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学校で節水といっても、生徒や職員が水を使うシーンが限られているため難しく感じるかもしれませんが、節水可能な方法は次のようなものがあります。

  • 水洗トイレの水を流しすぎない
  • 花壇などの水やりは「雨水タンク」を利用する
  • 歯磨きの時は「コップ」を使う
  • 節水システムを導入する
  • 学校での「節水ルール」を徹底する

これらの方法は一つ一つは些細なものですが、継続すれば節水効果が高いものでもあります。

今回の節水方法をご紹介するにあたり、具体的に計算するときの水道料金の単価は、「東京都水道局平成24年度生活用水実態調査」をもとにして0.24円/Lと仮定します。

それでは、それぞれの節水方法をご説明していきますね。

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水洗トイレの水を流しすぎない

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子供達の中には、トイレの水を1回だけではなく2回流すクセになっている子もいますよね。当然ですが、2回分トイレを流せば、水道料金は倍になります。

トイレを1回流したときに必要な水は、高機能トイレでは5.5L/回、一般的なトイレでは13L/回程度です。

学校で使用されている便器は古いものが多いため、今回は1回あたり13Lとして計算すると、

  • 生徒数600人
  • トイレの回数1日3回/人
  • 1回のトイレで2回流す

という条件下では、1日に使う水の量が以下のようになります。

600人×3回/日×2×13L/回=46,800L/日

1度に2回流したトイレだけで、水道料金はいくらに?

すると、水道料金は1日あたり
46,800L/日×0.24円/L=11,232円/日となり、
30日間では11,232円/日×30日=336,960円です。

これを、1回につき1回しか流さないというルールを徹底すると、その半額の168,480円もの金額が、毎月安くなります。年間で考えると200万円を超える金額になってきますので、かなり大きな節水効果が認められることがわかりますね。

この他にも、トイレのタンクの浮き玉を調節したり、ペットボトルに水を入れてタンクに入れておくことで節水する方法もあります。

ふつう、トイレタンクは十分に流せるように多めに流す設計になっているのでこのような節水方法が可能ですが、やりすぎると詰まりや故障の原因になりますので、トイレタンクに手を加えるときは慎重に行いましょう。

花壇などの水やりは「雨水タンク」を利用する

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花壇の水やりは、水をやる係が決まっていることがほとんどですが、ついついホースから水を出しっぱなしにしたまま移動したり、無駄に水を出し過ぎてしまったりすることがあります。

水道の蛇口を出しっぱなしにした場合、水道の径水圧にもよりますが、1分間におおよそ15L程度は流れていくと言われています。

例えば、学校中の花壇への水やりに60分間かかるとしましょう。水やりの間、ずっと水道を出しっぱなしにした場合の水道料金はどうなるでしょうか。

その場合、1回の水やりに必要な水の量は、60分×15L/分=900L、これを30日間続けると27,000Lの水が必要です。

1日に2回水やりが必要な場合、54,000Lの水を使うので、1ヶ月間の水やりに必要な水代は54,000L×0.24円/L=12,960円です。

これを、雨水を貯めたタンクを用意し、そこに溜まっている分だけで水やりがまかなえると仮定すると、年間で155,520円分も節水できます。

実際には全てをまかなうのは難しいと思いますが、たとえ3分の1だけでも50,000円以上安くなる計算なので、できるのであれば雨水タンクを用意して実践してみてくださいね。

歯磨きの時は「コップ」を使う

toothbrush

歯磨きのときに、水を出しっぱなしにせずコップを使って口をすすげば、1回あたり約5.4Lも節水できます。

生徒数600人の学校で「コップでの歯磨き」を徹底すれば、1日に節約できる水の量は、600人×5.4L/人=3,240L。1か月分で計算すると97,200L分にもなります。

水道代に換算してみると97,200L×0.24円/L=23,328円で、1年間では279,936円です。

たかが歯磨きと思いきや、意外と水代がかさんでいるということがわかりますね。歯磨きをコップに変えるだけでも大きな節水効果がありますので、生徒や職員には張り紙などで徹底してコップを使わせるようにしましょう。

節水システムを導入する

生徒や職員の節水の努力だけでは、どうしてもできる範囲は限られてきます。ある程度まで節水意識が浸透すれば、それ以上は、生活を不快なものにするレベルまで我慢を強いる以外には方法がありません。しかし、衛生面を犠牲にしては本末転倒ですよね。

そこで、いつもの水の使い方なのに安くなる仕組みづくりに「節水システムの導入」があります。

節水システムのメーカーにもよりますが、例えばある会社では、水栓に取り付ける特殊構造の穴が空いた器具を導入すれば、水の勢いを全く変えずに10%〜50%もの節水効果が得られるとされています。

初期投資はかかってしまいますが、長い目で見ていけば悪い話ではありませんので、検討してみる価値はあります。

学校での「節水ルール」を徹底する

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学校で取り入れるなら「はみがきにはコップを使う」「掃除にはバケツをつかう」などのルールを一覧にしてチェックシートなどで管理すると、大きな節水効果が見込めます。

節水コンクールの成果が出た事例

熊本県で行われた、実際に小学校ごとに節水意識をよびかけ、どのくらい節水できたかを競い合う「節水コンクール」というものがありますが、ここでは児童集会での節水の呼びかけや、具体的に「じゃ口はこまめに閉めよう」という行動目標も説明し、水についてのクイズも出すなど、生徒の節水意識を高める取り組みが行われました。

また、クラスごとに節水に繋がる行動がどれだけ出来たかをチェックシートにし、クラスそれぞれで比較できるシステム作りなどの工夫もあった結果、年間の水道使用量が約20,000m3を超える程度だったのが、約半分の10,000m3程度まで下がったという劇的な節水効果が見られました。

1m3=1,000Lですので、水道代に換算すると、10,000m3×1000L/m3×0.24円/L=2,400,000円。つまり年間で200万円を超える水道料金が節約できたということです。

ルールづくりは、ただルールを決めるだけではなく、学校で一丸となって節水に取り組む雰囲気作りが大切ですが、努力の分大きな結果としてかえってきますので、ぜひ取り組んでみてほしい方法です。

ぞうきん、筆などを洗うときはバケツを使う

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ぞうきんや筆などを水道で洗うとき、何分間くらい水を出しっぱなしにするでしょうか。

1回5分として、1分間あたりの水道から出る水の量は15L程度ですので、600人の生徒が毎日30日間洗い物を1つずつすると、

600人×15L/分×5分/回×1回/日×30日=1,350,000Lとなり、
水道料金は、1,350,000L×0.24円/L=324,000円にものぼります。

これを、バケツにためて洗えば1回につき10L程度もあれば十分ですので、今までの使用量と比較し、
10L/日÷(15L/分×5分/回×1回/日)=約13.3%程度まで抑えられます。

金額としては、1か月あたり324,000円×13.3/100=43,200円
と、かなり少なくなりますので、ぜひ洗い物をするときは、バケツを活用して節水してください。

節水意識を「集団」で身につけよう

今回は様々な節水方法をご紹介いたしましたが、学校での節水のポイントとなるのは、生徒にどれだけ節水意識を持ってもらえるか、というところにあります。

生徒に節水意識を持ってもらわなくては、少人数の職員が節水するだけではほとんど節水効果はありませんので、上手に「集団行動」の一環として取り入れることが大切です。

ルールづくりだけではなく、クラス対抗で節水行動を競うなど、生徒にやる気を出してもらう方法、楽しみながら節水してもらう方法はありますので、ぜひ工夫して節水に努めてみてくださいね。

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