オフィス風景
数年前に、IT革命といった言葉が流行りました。時代に乗り遅れないようにと、各企業がIT化を促進させていきましたが、うまく扱えているのはほんの一握りです。業務も難しくなるばかりか、パソコンにかかるネット回線通信費がかかるようになってしまったのと、デメリットの面が強調されてしまっているところもあります。

習得するのが難しいのは仕方がないとしても、費用は無駄に高くなるのは避けたいもの。ネット回線にかかる通信費を少しでも節約するためにはどうしたらいいのでしょうか?

プロバイダやレンタルサーバー業者の見直し

会議

ネットを使うのに欠かせないのが、プロバイダの存在です。現在、日本には5,000近くの業者がいると言われており、その中から会社にあった価格も安いプロバイダを探さなければいけません。うまく見つけることができれば、年間で数千円といった経費を削減する事も可能となります。

また、レンタルサーバーを借りているのであれば安さはもちろん、必要なサービスをしているところを選ぶようにします。会社にとって無駄なサービスがあるということは、それだけ価格も高いという事です。

ダイヤル接続よりもADSLや光

インターネットが普及し始めた頃の接続方法は、固定回線からのプロバイダー指定の電話番号にかけるダイヤルアップ方式が主流でした。常に接続しているとそれだけ料金も高くなるようなイメージがあるからか、いまだにダイヤル接続でつなげているところもあります。

今はADSLや光が発達しており、常時接続は当たり前の時代。セキュリティ面の安全性も高まっており、ネットワークの要であるルータやセキュリティソフトも高性能ですから、そういった心配はありません。逆に高くしてしまっている場合もあるのです。

乗り換えしやすいのはADSL

プロバイダーの乗り換えがしやすいのは、ADSLです。光ファイバー接続サービスでは、ほとんどの業者が2年間の最低契約期間を設けており、この期間内に解約や他社に乗り換えようとすると、数万円の違約金が発生する仕組みになっています。しかも、光ファイバーでは回線を引き込む工事が必要で、開通するまでに時間がかかってしまう面もあり、業務が一時的に滞ってしまいやすい点があります。

また、光ファイバーの通信速度でないと無理なコンテンツというのはあまりないので、メリットを感じにくくなっている事も。

こうした理由から、ホームページや動画の閲覧、ダウンロードの利用がほとんどの場合は、ADSLのほうがおすすめとなります。体感速度はあまり変わりません。

ただ、アップロード作業がメインとなっている場合は、上りの通信速度を重視した高速回線のほうがいいかもしれません。

どこでもネットができるモバイル通信

通信

小規模でのちょっとしたネット利用であれば、モバイルデータ通信といった選択もあります。数年前のモバイルデータ通信は通信速度が非常に遅く、ネットの閲覧には厳しいものがありました。ところが、イーモバイルやWiMAXが出てきてからは、ADSLと同じようなインターネット環境にまで向上しました。端末も大きく変わり、モバイルルータータイプやスマートフォン内蔵タイプなど、回線工事が不要でLANケーブルの煩わしさから解放されるものとなっているのです。

モバイルデータ通信でいつでもどこでも

ADSL回線を契約した場合、大体3,000円〜4,000円ほど。複数のヵ所で設置するとなると、その数だけかかることになり、金額はどんどん上がります。これがモバイルデータ通信であれば、端末の持ち運びや無線LANの子機を設置しておくだけで、複数の場所でもネット接続ができ、かつ料金は変わりません。外出先でもネット接続できるのは、通信費を節約する以外にもメリットがあり、固定回線の代替としても十分です。

節約と利便性の為の3つのポイント

モバイルデータ通信を選択する際には、エリアや速度、料金が大きなポイントとなります。エリア的にはイーモバイルよりもWiMAXのほうが狭いですが、その分、速度や料金面ではWiMAXのほうが優れています。ただ、イーモバイルではパソコンとセットで販売する事が多く、その際には「1円」といった超激安価格となっているので、最初の段階では安くて設置しやすいものとなります。その場合、端末の機種によって最大速度が異なるので注意が必要です。

また、スマートフォンとモバイルルーターが合わさったテザリング対応タイプは、速度が落ちるものの電話機能があるため便利。それに合わせて機種変更するのも節約となります。

根本的な社内ネットワークのシステム構築と運用の見直し

ビジネス

大手の会社では、社内の電話設備から回線、携帯端末など、全てひっくるめてのシステム構築や運用の見直しが効果的です。事業活動をスムーズにおこなうためには、固定電話や携帯電話などの通信コミュニケーションは欠かせません。必要経費ではあるものの、通信業者から届く請求書をそのまま処理するだけではだめなのです。

最近の電話料金プランは種類も豊富に用意されており、インターネット回線を利用したIP電話なども広く浸透してきています。大手企業の大塚商会では、全国44カ所にある事業所内における通信手段を、IP専用線網とTDM(Time Division Multiplexing=時分割多重化)技術の活用で実現。1人1台の携帯電話との連動や、通信会社の割安プランも比較して活用しています。

ちなみに、携帯電話はWindows Mobileを搭載したスマートフォンに統一し、自社で開発したクライアントアプリケーションを移植しやすいものに。これによって、グループウェア連携などのデータ通信が簡単に、かつ通信費用も削減されるものとなったのです。

スマートフォンは、基本料とパケットに注意

スマートフォンの通信料金を減らすには、基本料とパケット定額料の見直しが必要です。大きく削減するには、新しい事業者との契約も視野にいれなければいけません。

2つの選択肢がありますが、まず、格安SIMを利用可能なスマホに挿して使うといった方法。SIMとは、LTEや3Gといった携帯電話網に接続するためのIDカードです。なかには格安SIMがセットになった端末もあります。そして、もう一つが格安プロバイダーへの乗り換えです。

統一と最新の情報収集を

2016年4月から電力自由化が始まり、電気とネット回線を合わせたお得なプランもでています。通信費だけでなく、光熱費も節約できるので一石二鳥です。また、スマートフォンとパソコンのキャリアやプロバイダを同系列の会社に統一することも大事です。

通信テクノロジーは常に進化し、それに合わせてサービス面もよくなっています。最新の情報収集に努めることで、会社にとっても有益な情報の見極めができるようになります。

インターネットFAXの活用

会社の備品として必須のFAXですが、これをインターネットFAXにすることで、FAX機代やリース代、紙代、トナー代といった固定費を削減する事が可能となります。インターネットに接続していればどこでも送受信することができ、必要なのはFAX専用回線ではなくパソコンですから、月額基本料や通信費が高いFAX専用回線よりも安いネット通信で済ませることが可能になります。

基本的に、すべてのデータは電子で管理していますので、整理や保存が簡単で紛失などのトラブルも低くなります。なによりも、外出先でもFAXの内容をチェックできるのですから、いちいち社内に戻って確認や対応する手間と費用がカットされます。

無線のインターネット環境は、一昔前までは通信スピードが遅くて安定性もかけていたので、なかなか仕事に使う事は難しいものでした。ところが今は、通信スピードも向上し料金的にも安くなっています。小規模でネットは少ししか使わないという会社には最適でしょう。

大規模な会社では、電話回線やコピー機などの社内ネットワーク全体を見据えた見直しが、大きな経費削減効果を生み出します。電力自由化によるセット割や、インターネットを利用した通信やFAXなど、大きく技術が向上して便利になり削減もしやすいものとなってきているのです。

オフィスでのコスト削減の見直しも大切ですが、ご自宅の電気プランも見直してみませんか?

電力自由化がスタートしてから一般家庭も電力会社を自由に選べるようになりました。

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