四国電力

日本では数々の大手電力会社が存在しており、各エリアでそれぞれが発電を進めて各企業やメーカーに電力供給を続けています。

四国と聞きますとあまり大きな企業体がないようなイメージもありますが、実際はかなりの数の有名企業や一部上場企業が存在しています。

四国は良質な水に恵まれていることもあって、製紙業なども盛んなことで知られます。

これにより、大きいボリュームの電力供給のニーズが大変高いエリアでもあり、高圧電力についても安定供給が求められるといえるのです。

今回はこの四国地方の電力供給を管轄する四国電力をクローズアップし、その中でも四国に本社を置く大企業が契約していることも多い特別高圧に関する料金体系や一般事情などをチェックしていきます。

⇒高圧電力とは?

四国電力における特別高圧の料金の枠組みは?

高圧電力

まず、四国電力は大口契約プランとしてメーカー向けに提供している特別高圧タイプを見ていきます。

高圧電力は個人向けには提供されておらず、法人向けにのみ提供されています。

この高圧電力にはいくつかのタイプが存在していますが、特別と名前の付いているものはその中でも特に電力ニーズの高いものと言えるのです。

ここでは、特別高圧について料金を中心に基本的な枠組みをご紹介していきます。

オフィスと商業地向けや工場向けによって区別される

この四国電力における特別高圧プランを詳しく見てみると、消費者のタイプによって2つのプランに分かれていると言えるでしょう。

具体的に見ると事業所ビルや商業施設向けの特別高圧電力A、そして工場などのメーカー向けの特別高圧電力Bが設定されています。

まず、特別高圧電力Aの内容に関しては、標準電圧20,000V供給の場合の電力基本料が1,685円/kWになり、60,000V供給の場合では電力基本料が1,653円と安くなります。

一方で工場向けの特別高圧電力Bになると標準電圧20,000V供給の場合の電力基本料が1,729円/kWになり、60,000V供給の場合では電力基本料が1,697円になります。

これを見ると高圧特別プランでは工場向けのほうが基本料も明らかに高くなりますが、ランニングコストである電力量料金になると0.5円/kWほど工場向けのほうが安くなっているのです。

時間帯によって電気料金が安くなるプランも存在する

さて、上で述べた高圧特別プランは通常タイプのものでして、実はもう1つ時間帯によって電気料金が異なるいわゆる【時間帯別プラン】が用意されています。

これに関して、事業所や商業施設向けを特別高圧季節別時間帯別電力Aプランと設定し、工場向けを特別高圧季節別時間帯別電力Bと設定しています。

これらのプランでは1日を朝昼夜の3つの時間帯に分け、異なる電気料金が設定されているタイプです。

一般的に昼過ぎから夕方までのピーク時間がAプランとBプランともに電力量料金が14-15円/kW台と最も高く、午前中と夜が9-12円/kW台とかなり安くなるのが特徴です。

また、Aプランの基本料金は1,600円/kW台になり、Bプランの基本料金は1,700円/kW前後になっています。

⇒高圧電気設備には2種類ある!その特徴と注意点とは?

四国電力での特別高圧と一般の高圧との違いは?

違い

高圧電力にも、特別高圧と一般の高圧が存在することはすでに理解されたと思いますが、意外に理解しにくい部分とも言えるのがその具体的な差ではないでしょうか?

大量の電力供給については特別タイプを適用しますが、それがどの程度の電力量に該当するのかはわかりにくい部分もあります。

ここでは、特別高圧の電力量事情について四国電力のケースで確認していきます。

基本的に契約電力1,000kW以上を特別高圧と呼ぶ

高圧電力に関して、およそ1,000kWの電力量が一般の高圧の基準と見なされることも多いのですが、特別高圧になると2,000kWを超えるものが基準とされることが多いでしょう。

実際にこの四国電力においても、2,000kW以上から10,000kW以上になるものを含めて特別高圧に含まれています。

しかし、特別高圧を適用して電力供給を受ける消費体になりますと、かなり大規模でさらに24時間稼働など、停止なしに電力を消費するような製造拠点となるのは間違いありません。

四国電力では臨時電力等に関する特別高圧料金プランもある

料金プラン

実は四国電力でも上述のような複数年以上電力供給を受ける一般的なプランの他に、供給期間が1年に満たない短期の電力供給プランも用意されています。

また、本来自家発電をしていてトラブルによる停電を補うための電力供給プランもあり、さらには四国電力からの通常供給時における設備の故障などで停電になるケースのような予備電力供給プランもあるのです。

ここでは、これらの特殊な電力供給プランを詳しく見てきましょう。

1年未満契約の臨時電力に関する高圧電力料金の詳細

四国電力の特別高圧で提供されている特殊プランの1つが、臨時つまり一定期間使用の契約プランです。

これらは、特別高圧A臨時電力と特別高圧B臨時電力に分類されており、前者が事業所や商業施設向けで後者が工場向けに提供されています。

まず、特別高圧A臨時電力の内容に関しては標準電圧20,000V供給の場合の電力基本料が2,022円/kWになり、60,000V供給の場合では電力基本料が1,984円と安くなります。

また、このプランにおける電力量料金は20,000Vの場合で最高14.99円/kW、60,000Vの場合は最高14.99円/kWとなっているのです

一方で工場向けの特別高圧B臨時電力になると標準電圧20,000V供給の場合の電力基本料2,074円/kWになり、60,000V供給の場合では電力基本料が2,036円と設定されています。

そして、このプランにおける電力量料金は20,000Vの場合で最高14.15円/kW、60,000Vの場合は最高13.93円/kWとなっています

これを見ると1年未満のプランは基本料金も、通常プランと比べて一段と高くなっています。

自家発電設備トラブル時の補電に関する高圧電力料金の詳細

工場などの大規模電力消費体になると、何らかの理由で自家発電にて電力を賄っているケースも少なくありません。

しかし、このような状態では、いざ設備が故障すると一気に停電してしまうので、万が一の停電の際にスピーディに電力供給を進める必要があります。

それが、特別高圧自家発補給電力AとBのプランです。

まず、特別高圧自家発補給電力Aの内容に関しては標準電圧20,000V供給の場合の電力基本料1,854円/kWになり、60,000V供給の場合では電力基本料が1,819円となります。

また、このプランにおける電力量料金は20,000Vの場合で最高16.75円/kW、60,000Vの場合は最高16.50円/kWとなっています。

一方で特別高圧自家発補給電力Bになると標準電圧20,000V供給の場合の電力基本料1,901円/kWになり、60,000V供給の場合では電力基本料が1,866円に設定されています。

そして、このプランにおける電力量料金は20,000Vの場合で最高15.79円/kW、60,000Vの場合は最高15.55円/kWとなっています。

四国電力における他の大手電力会社の特別高圧との比較

比較

最後に四国電力とその他の大手電力会社について比較をしていきましょう。ここでは東京電力と関西電力の特別高圧プランを見ていきます。

日本では同じ大手とは言っても電力使用量に大きな差があるのが現実なのですが、都会と地方の差がどれだけあるのかチェックしていきましょう。

東京電力における特別高圧の料金事情

東京電力の標準電圧は20,000/60,000/140,000Vの3つが設定されており、通常の電力供給においても電圧が高くなるにつれて基本料が1,522円/kWになるなど、四国電力よりもかなり安くなり高圧特別を推奨していることが分かります。

また、東京電力においては特別高圧電力Bプランと特別高圧季節別時間帯別電力Bが用意されていますが、電力量料金も前者では13.71円/kWで後者では11.94円/kWにまで下がるようになっています。

関西電力における特別高圧の料金事情

関西電電力ではプランの中で標準電圧も20,000V若しくは30,000V、そして70,000Vの2つに分けられています。

この関西電力の特別高圧プランを見ていきますが、通常において商業施設向けに特別高圧電力A-TOUと特別高圧電力A、工場向けに特別高圧電力B-TOUと特別高圧電力Bと呼ばれるものが設定されています。

上述のTOUプランというのは何を意味しているのかというと、夜間や祝日などの比較的電力消費の少ない時間帯に優先して電力を使うことで低い電力量料金を設定しているタイプです。

実際にこのプランの夜間時間になると電力量料金が12円/kW台まで安くなります。

また、一般の特別高圧電力AとBになると平日日中における電力使用を前提としているので、TOUプランよりも高くなる傾向にありますが13円から14円/kW台まで安くなるのです。

オフィスに掛かるコストとして、電気代もできるだけ削減しましょう!

家賃やメンテナンス費など、オフィスに掛かるコストはできるだけ削減したいものですが、アクセス性も考慮して最適な物件を選ぶようにしましょう。
また、オフィスで発生するコストとして気になるのは、電気代ですよね。電力会社の切り替えで、大幅に電気代を削減できたケースもあります。

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