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高圧電力の電気代が高いのは「負荷率」が原因かも?

高圧電力 高圧電力

電球を持つビジネスマン

「あの会社と同じ機器を使用しているけど、うちの会社は電気代がなぜか高い」と感じるのは、もしかしたら負荷率が原因かもしれません。

負荷率の仕組みを知ることで電気代の削減にもつながりますので、しっかりチェックしておきましょう。

負荷率の基礎知識と求め方

負荷率とは、「一定期間中にどれくらい消費電力の差があるか」を表す値のことです。

負荷率を求めることで、電気をよく使う昼間や朝の時間帯と、外出時や就寝時など待機電力だけになる夜間の時間帯との消費電力量の差が分かります。常にエアコンや電気がついている24時間営業のスーパーや病院に対し、夜は無人になり電力消費が急激に減る学校や官公庁とでは、負荷率に大きな違いがあります。

負荷率は、昼と夜の電力消費の差を知るために求められることもあります。

また、年や月単位で求められる事もあり、電気代を算定する際にも使われます。負荷率が高い施設ほど電気料金が割安になり、逆に負荷率が低い施設の電気料金は割高になります

負荷率はどうやって計算すればいいの?

負荷率は、一定期間中における平均電力と最大電力の値を使って求めます。

基本的には、下記の式によって負荷率を求めることが出来ます。最大電力と平均電力の比率を算出する計算式です。
【平均電力(kWh/h)】÷【最大電力(kW)】×100

平均電力・最大電力は求める期間によって異なるため、負荷率を求めたい期間を想定して計算式を組み立ててみましょう。

日毎の負荷率を求めたい場合は、1日の平均電力値と最大電力値を利用します。

  • 【1日の平均電力(kWh/h)】÷【1日の最大電力(kW)】×100
  • 【1日の使用電力量の合計(kWh)÷ 24(時間)】÷【契約電力(kW)】×100

上記のいずれかの計算式で求めることが出来ます。

1年の負荷率(年負荷率)を求めるには、年間の平均電力値と最大電力値が必要です。

  • 【年間の平均電力(kWh/h)】÷【年間の最大電力(kW)】×100
  • 【過去12ヶ月の使用電力量の合計(kWh)÷ (365日× 24時間)】÷【契約電力(kW)】×100

上記のいずれかの計算式で求めることが出来ます。

負荷率と電気代の関係性

負荷率は、電気代にも関係しています。基本的に、負荷率が高い(消費電力の差が小さい状態)方が電気料金は安くなります。一例を挙げると下記のようになります。

電気の単価
負荷率が29%ほどの場合24.5円ほど
負荷率が51%を超える場合20.9円ほど

発電量の多くを占めている火力発電などは、一定の出力で稼働し続けて電力を生み出しています。これにより安定した電力の供給が可能ですが、急激に電気使用量が増えると電力を賄えなくなる可能性もあります。

そのため、電力の使用量が安定しており、波がない施設の方が電力会社の負担は少ないです。逆に電力消費に波がある施設は負担が増えます。

電力会社は負荷率が高いほど電力の単価を抑えることが出来るため、電気代が安くなる仕組みになっています。

全く同じ消費電力でも実際の電気代に大きな違いがある場合、負荷率の違いが原因と考えてみてもよいかもしれません。

負荷率が高い施設と低い施設はどんな違いがあるの?

スーパーで買い物する女性

負荷率は「平均的に電気をどれくらい使用しているか」を示す数値なので、施設や生活様式によってその値も大きく異なります。一般的に、常に電気を使っている施設は高負荷、静かな時間帯と活発な時間帯が分かれる施設は低負荷になるケースが多いです。

病院やパチンコ店は負荷率が高い!

負荷率が高い施設は、24時間営業や長時間稼働している施設です。

身近な施設では、病院や24時間営業のスーパー、大量に電気を消費するパチンコ店などです。24時間体制で操業している工場なども負荷率が高いでしょう。

時間と消費電力をグラフにした場合、消費電力が高くなったり低くなったりしないため、高低差が少なくなだらかな丘のような形になるのが特徴です。

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学校やスキー場は負荷率が低い!

負荷率が低い施設は、一定の時間や期間中は人がいなくなり、稼働率が大幅に下がる施設です。

学校や官公庁、シーズンによって稼働しなくなるスキー場やプール施設なども負荷率が低いことが多いです。

多くの場合、電力使用がピークになる時間帯と落ち込む時間帯に大きな差が出来るため、グラフにした場合は高い山と谷がある状態になります。

家庭でも生活様式によって負荷率が大きく異なります。常に人がいる大人数の世帯は負荷率が高く、共働きで無人の時間が多い世帯は負荷率が低くなるケースが多いです。

負荷率が低い需要家は新電力への切り替えがお得!

電力会社を選ぶ男性

新電力に切り替える最大のメリットは、負荷率が低い施設や家庭でも電気代を抑えることが可能な点です。多くの新電力は、大手の電力会社とは異なる独自のお得な料金プランを提示しています。

新電力の料金プラン一例

新電力料金プランの一例をご紹介します。電気の使用条件は「50kW以上500kW未満」「供給電圧(標準電圧) 6,000V」です。

夏以外の季節夏季
低負荷の施設向けプラン12.86円/1kWh14.07円/1kWh
高負荷の施設向けプラン11.48円/1kWh10.51円/1kWh

基本料金は1kwで1,701円となり、そこに電気量料金が加わります。電気の消費が増える夏季は割高になります。夏以外の季節が1kWhで12.86円なのに対し、夏季は1kWhで14.07円になります。低負荷の施設であれば、多くの場合こちらのプランのほうが電気代を安く済ませる事ができます。

高負荷率施設向けのプランもあります。その場合の基本料金は1kwで2,127円と高めですが、電力量料金が夏季でも1kWhで11.48円、夏季以外だと1kWhで10.51円と安くなります。

高負荷率施設の方が安くなるのは従来通りですが、新電力や新プランへ切り替える事で電気料金が安くなります。

また、こうした基本的なプランの他にも昼夜で料金単価が異なるプランもあります。電気料金が下がる夜間に電力消費の多い設備を稼働するなどの工夫をすることで、電気料金を抑えることも可能です。

電気代をもっと安くしたいという方は、一度電気料金プランを見直してみるのもいいでしょう。負荷率に合った料金プランに切り替えれば、さらに電気代がお得になるかもしれません。

高圧電力の電気料金を削減するために電力会社やプランの見直し!

高圧電力は負荷率が低ければ低いほど電気料金が割高になることがわかりました。
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