東京電力 | 特別高圧&高圧電力の料金について
高圧電力と特別高圧
多くの電力を使用することが想定されている主に工場、ビル、マンションなどといった比較的大きな施設向けのプランが高圧電力で、「特別高圧」「高圧」の2種類があります。
特別高圧の場合、受電電圧は20000V以上2000kWで、主な適用施設は工場やオフィスビル、商業ビル、大型病院、大型ホテルで、比較的大規模な建物に適用されます。
そして高圧については、受電電圧6,000V、500kW以上で、中小のスーパーやホテル、ビルなどが対象となっています。
東京電力「電気料金プラン一覧 高圧・特別高圧」
京電力では12個の「高圧・特別高圧プラン」が用意されています。
それぞれ対象となる施設や単価に違いがありますのでよく比較してみてください。
ビル・商店・百貨店・スーパーなど
ビル、商店、百貨店、スーパー向けのプランについてご紹介します。(基本料金の単位は1kW、電力量料金の単位は1kWhです。)
特別高圧季節別時間帯別電力A
業務用ビル、または商業施設などで、日曜祝日、夜間に比較的多くの電気を使用される方。またはこれから先、営業形態や事業形態の変更により、日曜祝日、夜間の電気使用量が多くなると予想される方に多く利用されるプランです。
【基本料金】
20kV供給 | 1,630円80銭 |
---|---|
60kV供給 | 1,576円80銭 |
【電力量料金】
ピーク時間 | 昼間時間 | 夜間時間 | |
---|---|---|---|
20kV供給 | 17円39銭 | 15円66銭~16円79銭 | 12円31銭 |
60kV供給 | 17円17銭 | 15円45銭~16円58銭 | 12円09銭 |
特別高圧電力A
業務用ビル、または商業施設などで、平日昼間に多くの電気を使用される方が多く選択するプランです。
【基本料金】
20kV供給 | 1,630円80銭 |
---|---|
60kV供給 | 1,576円80銭 |
【電力量料金】
夏季 | その他季節 | |
---|---|---|
20kV供給 | 15円62銭 | 14円63銭 |
60kV供給 | 15円37銭 | 14円42銭 |
業務用季節別時間帯別電力(契約電力500kW以上)
業務用ビル、または商業施設などで、日曜祝日、夜間に比較的多くの電気を使用される方。またはこれから先、営業形態や事業形態の変更により、日曜祝日、夜間の電気使用量が多くなると予想される方の利用が多いプランです。
【基本料金】
1,684円80銭
【電力量料金】
ピーク時間 | 昼間時間 | 夜間時間 |
---|---|---|
20円15銭 | 18円05銭~19円45銭 | 12円54銭 |
業務用電力(契約電力500kW以上)
業務用ビル、または商業施設などで、平日昼間に多くの電気を使用される方が多く利用するプランです。
【基本料金】
1,684円80銭
【電力量料金】
夏季 | その他季節 |
---|---|
17円22銭 | 16円08銭 |
業務用季節別時間帯別電力(契約電力500kW未満)
業務用ビル、または商業施設などで、日曜祝日、夜間に比較的多くの電気を使用される方。またはこれから先、営業形態や事業形態の変更により、日曜祝日、夜間の電気使用量が多くなると予想される方が多く利用するプランです。
【基本料金】
1,684円80銭
【電力量料金】
ピーク時間 | 昼間時間 | 夜間時間 |
---|---|---|
20円15銭 | 18円05銭~19円45銭 | 12円54銭 |
業務用電力(契約電力500kW未満)
業務用ビル、または商業施設などで、平日昼間に多くの電気を使用される方が多く利用するプランです。
【基本料金】
1,684円80銭
【電力量料金】
夏季 | その他季節 |
---|---|
17円22銭 | 16円08銭 |
工場など
主に工場向けのプランについてご紹介します。(基本料金の単位は1kW、電力量料金の単位は1kWhです。)
特別高圧季節別時間帯別電力B
工場などで、日曜祝日、夜間に比較的多くの電気を使用される方。またはこれから先、操業形態の変更により日曜祝日、夜間の電気使用量が多くなると予想される方に多く利用されるプランです。
【基本料金】
20kV供給 | 1,630円80銭 |
---|---|
60kV供給 | 1,576円80銭 |
140kV供給 | 1,522円80銭 |
【電力量料金】
ピーク時間 | 昼間時間 | 夜間時間 | |
---|---|---|---|
20kV供給 | 17円39銭 | 15円66銭~16円79銭 | 12円31銭 |
60kV供給 | 17円17銭 | 15円45銭~16円58銭 | 12円09銭 |
140kV供給 | 16円96銭 | 15円18銭~16円36銭 | 11円94銭 |
特別高圧電力B
工場などで、平日昼間に多くの電気を使用される方が多く利用するプランです。
【基本料金】
20kV供給 | 1,630円80銭 |
---|---|
60kV供給 | 1,576円80銭 |
140kV供給 | 1,522円80銭 |
【電力量料金】
夏季 | その他季節 | |
---|---|---|
20kV供給 | 15円07銭 | 14円14銭 |
60kV供給 | 14円83銭 | 13円92銭 |
140kV供給 | 14円59銭 | 13円71銭 |
高圧季節別時間帯別電力(契約電力500kW以上)
工場などで、日曜祝日、夜間に比較的多くの電気を使用される方。またはこれから先、営業形態や事業形態の変更により、日曜祝日、夜間の電気使用量が多くなると予想される方に多く利用されるプランです。
【基本料金】
1,782円00銭
【電力量料金】
ピーク時間 | 昼間時間 | 夜間時間 |
---|---|---|
18円85銭 | 16円75銭~18円20銭 | 12円54銭 |
高圧電力(契約電力500kW以上)
工場などで、平日昼間に多くの電気を使用される方が多く利用するプランです。
【基本料金】
1,782円00銭
【電力量料金】
夏季 | その他季節 |
---|---|
15円87銭 | 14円87銭 |
高圧季節別時間帯別電力A(契約電力500kW未満)
工場などで、日曜祝日、夜間に比較的多くの電気を使用される方。またはこれから先、営業形態や事業形態の変更により、日曜祝日、夜間の電気使用量が多くなると予想される方が多く利用するプランです。
【基本料金】
1,269円00銭
【電力量料金】
ピーク時間 | 昼間時間 | 夜間時間 |
---|---|---|
20円80銭 | 18円70銭~20円10銭 | 12円54銭 |
高圧電力A(契約電力500kW未満)
工場などで、平日昼間に多くの電気を使用される方が多く選ぶ料金プランです。
【基本料金】
1,269円00銭
【電力量料金】
夏季 | その他季節 |
---|---|
17円05銭 | 15円94銭 |
施設毎の節電対策
上記のように東京電力では高圧向け電気料金プランが複数用意されていることがわかります。大切なのは、電力を多く使用する曜日や時間帯を把握することです。
一般家庭では夜間の消費電力量が多くなる傾向にありますが、ビル、商業施設、工場でもそれと同じで、時間帯を考慮した節電対策が必要不可欠になってきます。
東京電力の高圧向けプランが充実している理由
同じ商業施設であっても、居酒屋やバーなど夜間営業が多いテナントが入居する施設と、昼間の時間帯を重視したテナントが入居する施設とでは、当然営業時間が大きく異なりますので、必然的に消費電力量のピークに違いがあります。
東京電力ではこのような施設によって異なる特性を考慮し、高圧向け電気料金プランを複数提供しています。これによって、多くの施設で節電による経費削減に成功しています。一般家庭で使用する電気料金と法人の電気料金とでは桁違いの差が生じますので、消費電力量の単価が数銭違うだけで運営状況が一変します。
東京電力はこのような商業施設の背景もあり、高圧向けの電気料金プランを充実してくれているワケです。もしこれから先、東京電力で高圧向け電気料金プランのご検討をされているのでしたら、まずは複数のプランを比較してみてください。
TEPCOビジネスプラットフォームの活用
東京電力が展開する「TEPCOビジネスプラットフォーム」は、コストダウンや省エネに役立つ情報を提供しているインターネット会員サービスです。
TEPCOビジネスプラットフォームの会員になることで、「電気のご利用実績」「検針情報」「Webマガジン」「電気料金メニュー試算(特別高圧・高圧の契約者向け)」などの情報をインターネットで簡単に参照することが出来るようになります。
中でも「Webマガジン」は、コストダウンや省エネに関する情報を観覧出来るため、「電気のご利用実績」を併用することで、理想的な経費節減対策の材料になります。もちろん会員登録や月額費などは一切必要ありませんので大変お得です。
2016年4月から始まった「電力自由化」によって、低圧部分において電力会社同士の激しい競合が繰り広げられています。電気とは無関係なサービスを付帯し、一世帯でも多くの契約を獲得しようと必死になって様々なキャンペーンを展開しています。
東京電力の高圧向け電気料金プランは既に確立した感がありますが、低圧に関してはどのような営業戦略をしていくのかとっても気になるところです。東京電力の今後に注目しましょう。
東京電力以外の電力会社の高圧向けプランも検討してみましょう
東京電力では高圧向けプランが充実しており、使用時間帯に合わせたプランを選ぶことで電気料金を節約することが可能です。また、会員登録や月額費不要の「TEPCOビジネスプラットフォーム」を利用すれば経費節減対策に役立てることが出来ます。