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専門家が解説!企業の敷地外に設置した太陽光発電から自家消費する方法

ソーラーPPA脱炭素 ソーラーPPA再生可能エネルギー

オフサイト自家消費!敷地の外から自己託送

長尾

初回に出ていただいた動画の方で、オフサイトで再エネ調達する方法として、2種類あるっていうお話をしていただいたと思うんですね。

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登場人物

長尾

一つはオフサイト自家消費、もう一つがオフサイトコーポレートPPAっていうお話をいただいたと思うんですけども、今回はですね、オフサイト自家消費の方について詳しくお伺いしてもいいですか?

山口

わかりました。

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オフサイト自家消費とは?自己託送とは?専門家が解説!

山口

まずオフサイトっていうのは、企業の敷地の外っていう意味ですね。だから敷地の外のどっかに、ご自分専用の自家消費用の太陽光を設置するということでして。

オフサイト自家消費とは

山口

全く別の場所なんで、電力会社の送配電線を借りて、ご自分のビルとか施設に電気を持ってくる、自家消費するというスキームがオフサイト自家消費なんですね。

長尾

これって、実際導入されてる企業さんとか事例があったりするんですか?

山口

実はですね、件数は少ないんですが、あるんですね。具体的な事例としてはSONYさんの事例が有名なんですけども。太陽光を設置しまして、中部電力さんの送配電線を借りて、中部電力管内の工場に電気を持ってくるということをやってらっしゃるんですね。

ちょっと専門的ですけど、自己託送っていうね、スキームがありまして、その自己託送スキームというのを活用した事例なんです。

長尾

自己託送ってどういう意味になるんですか?

山口

自己託送って、ちょっと専門的ですけど、電力会社が送配電線を、自家消費で使いたい企業に貸すという仕組みでありまして、発電所がご自分のものであれば自己託送の要件をクリアするということで、そういう制度を使うことができるということなんですね。

オフサイトの要件

長尾

自己託送の条件として、設備が自分のものって認められれば、どこに付けちゃってもいいわけですか?

山口

もちろんオフサイト自家消費なので、敷地外ですね、どこでも場所はいいんです。

長尾

そうすると、結構ハードルが低いようにも思えるんですけど、そこまでまだ加速化してない理由ってなんかあったりするんですか?

山口

これがですね、更に専門的になって恐縮なんですけれども(笑)、自家消費ということでですね、30分ごとに発電量と企業の需要のですね、量を合わせないといけないっていう条件がありまして。

つまり、リアルタイムで消費をしてるっていうですね、状況にしないといけないっていう、そういう制約があるんです。

送電量計画をたてなければいけない

長尾

需給バランスを一致させるのは、SONYさんはできてるっていうようなことなんですかね?

山口

そうです。サポートする企業がありましてね。

長尾

そうなんですね。

山口

SONYさんは多分、他の事業者さんに、そういう需給バランスを依頼してらっしゃるんだと思います。

なかなか企業がご自分ではできないもんですから、それがちょっと一つの課題になっていますけれども、ただし一方で、自家消費扱いということで、これも専門的ですけど、再生可能エネルギー賦課金が、一応免除されるというメリットがありますので。

再生可能エネルギー賦課金とは

山口

まだ事例は少ないですけど、このスキームを、導入を検討されてらっしゃる企業はだんだんこれから増えていくと思います。

長尾

設備がご自身のものっていう部分と、もう一つが、需給のバランスをちゃんと一致させるようなノウハウだったりとか運用体制があるっていう、この2点だけですかね。

山口

そうですね。

長尾

なるほど。であれば、結構加速的にこれから普及しそうな。

山口

増えてくるんじゃないかと思います。

長尾

先ほど、再エネ賦課金がかからないっていうお話があったと思うんですけど、託送料金は、これはどう考えればいいですか?

山口

これはですね、かかるんですね。オフサイト、敷地の外に太陽光を置いて、電力会社の送配電線を借りて持ってきて自家消費するので、どうしても託送料金っていうのはかかるんですね。

なので、オンサイトの自家消費、つまり企業の屋根とかに置いて太陽光を消費する場合は託送料金かからないですけど、だけどオフサイトの場合はどうしてもかかってしまうので、その分、オンサイトと比べると経済的メリットは減るかもしれないんですけど。

だけど企業によってはですね、屋根がないとかですね、敷地の中に太陽光置く場所がないとか、そういうケースがどんどん増えてきてますので、その場合は託送料を払ってでもオフサイトに太陽光を置いて自家消費するっていう、そういうニーズが出てきてると思いますね。

託送料を払ってでも太陽光発電を導入

長尾

電気を使う需要家であればあるほど、自社の敷地だけだと追いつかないんで、そういう意味ではオフサイト自家消費っていうのは、今後、再生可能エネルギー100%を目指すような企業さんにとっては絶対必要なスキームではありますよね。

山口

だと思います、はい。

長尾

本当、山口さん、難しい複雑な話をですね、池上彰さん並みにですね、小学生でも分かるようにお話しいただいて…。

山口

すみません、ちょっと難しくて申し訳ありません(笑)。

長尾

本当にありがとうございます(笑)。

山口

こちらこそありがとうございます。

長尾

それではですね、まだちょっとお話したいところなんですけども、時間がきましたので、次回、まだ日本にないスキーム、オフサイトコーポレートPPAっていうのがあるっていう風に聞いてまして。

これもまたちょっと難しそうな話なので、小学生でもわかるように解説していただければという風に思ってますんで、ぜひですね、皆さん、チャンネル登録の方よろしくお願いします。それでは、また「脱炭素ならスイッチビズ」でお会いしましょう。

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