hospital

病院の経費は人件費が最も大きな割合を占めます。

病院の経費で多い順は人件費で全体の約50%にもなります。

病院経営では医業にかかる経費の割合のバランスが重要です。

給料などの人件費の限界は57%とされ、それ以上に人件費がかかると経営上のバランスが崩れてしまいます。

病院経営でこんなお悩みはございませんか?

  • 病院経営の経費の理想のバランスとは?
  • 削減できるコストは何か知りたい!

病院会計準則の費用を細かく見て、無駄な支出はカットし病院収入が給料の支払いばかりで消えてしまわないように経費削減対象となる部分について詳しく迫ります。

病院会計準則などの費用には医業にかかる費用と医業外にかかる費用があるでしょう。

そのほかにもう1つ、臨時の費用に分かれます。

病院経営にはこの3つの費用があり、この支出をいかに抑えるかで利益を生み出します。

医療は質の高さが求められ、人員や医療器具を揃えなければなりません。

支出が頭を悩ますこともあるでしょうが医療サービスを提供するには費用が必ずかかりますが同時に医業収益をきちんと生み出せば問題はありません。

これらの病院経営の人件費やそのほかの経費の割合やどんな部分を経費削減すれば良いのかなど、病院経営について迫ります。

人件費50%が理想で57%がボーダーラインの訳とは?

business

医業では人件費以外の費用で約40%の費用がかさみます。

その内訳は医薬品や診療材料費などで設備関係費なども含まれます。

一般病棟の場合の人件費は57%が限界といわれています。

これ以上人件費がかさむと設備費などほかの費用をおさえないとならなくなり、この費用の支出のバランスが崩れると職員の環境が低下してしまうことにつながります。

給与費が56%ならほかの費用の割合は?

医業のコストの割合の平均値は次の通りです。

給与費約56%
医薬品診療材料費約20%
設備約7%
委託費約6%
その他の費用約11%

このほかに研究研修費などがかかります。

給与費の割合は57%が限界で理想が50%です。

57%がボーダーラインの理由は病院経営での給与費の割合の理想が55.5%で利益が0%だからです。

また、60%を超えると健康保険や退職金の割合にも変化が生じ、経営が難しくなるといわれています。

医師も含め職員1人の給与の平均は約600万です。

この給与の中には健康保険料や厚生年金など給与の約13%病院負担の保険料などが含まれます。

この負担額はアルバイトやパート職員でも週に30時間以上勤務していると課せられてしまいます。

また退職金の積み立てが給与の6%必要ですから1人あたりに年間で約20%の法定福利費がかかります。

その結果、給与が600万円だとすると手取り額は約480万円となります。

そして給与の割合の理想が50%なら480万×50%で1人に必要な医業費用は960万円となります。

1人の雇用で約1000万円以上の収入が必要となると莫大な金額です。

つまり、どんな経費でもコスト削減を心がけないと経費はどんどん膨れ上がり経営難になる恐れがあります。

そのため消耗品や医療機器の購入などは慎重にし、計画的でないとなりません。

次に厚生労働省の平成19年度病院経営管理指標を見てみましょう。

これは一般病院の平均値です。

医業収益が100.0%に対する値です。

入院収入が77.4%外来収入が19.6%です。外来よりも入院病棟の収入割合が大きいのが分かります。

手術患者などが含まれるため、収益が多くなりました。

医業費用が98.0%〜97.9%に対し給与費が52.7%〜53.6%です。

材料費は20.2%〜19.6%です。

そのほか委託費が6.0%〜4.0%、設備関係費が6.7%〜8.9%です。

やはり、経費は人件費が主でコスト削減をするにも人件費の削減はサービス低下にもなりかねないため難しい問題です。

医業経費削減ポイントとは?

Graph

医業経費で最初に見直したいのが材料費です。

人件費を削減、またはアルバイトばかりの病院はイメージの低下につながる可能性があり、コスト削減で最初に取り入れたい項目ではありません。

やはり見直しでおすすめなのは「材料費」です。

病院で約6割が赤字経営といわれています。

その要因になっている人件費は一定の数に満たしていないとならない基準があるため人員を減らすことはできません。

そして人員削減が出来ない理由のひとつに医師や看護師の不足が挙げられます。

その状況で給料カットをすれば人員不足という違う問題に発展する可能性もあります。

そのため、削減は難しい問題にあり、医業で経費削減となった場合は、人件費の次にコストがかかる材料費の見直しが有効なのです。

このような悩みがあったら医療材料費が掛かりすぎている可能性があります!

  • 材料費の相場が分からない
  • 収益が上がっていると感じているが赤字体制のままである

このように感じているのなら材料費を見直し、改善すれば赤字経営から脱すチャンスかもしれません。

1日の診療にかかる薬剤などのコストをコントロールしたことはありますか?

コストコントロールは経費削減に重要なポイントで取り組みをしている、または、していないかでかかる経費の差額がはっきりと出るため、取り入れてほしいプログラムです。

材料費の低減にはどんな方法がある?

business

項目数の多い医療材料費はコンサルタントなど専門家に依頼しましょう。

計画や方法などアドバイスを受け、どんな方法があるのか相談し良い方法を見付けるのが一番です。

医師や看護師のやる気をなくすことなく医療の質を下げないプログラムを作るのは専門家の仕事です。

「職員全体にコスト削減の意図が伝わらない」というのなら、モチベーションを下げずに医療材料費を削減するにはコンサルティングサービスを上手に使うことでコンサルタントにかかる費用よりもコスト削減力の方が勝り利益を生み出しながらサービスが受けられると多くのコンサルタント会社は保証しています。

コンサルタント会社を使う情報力強化メリット

  • 価格や割引情報を随時提供
  • 市場価格と購入価格の比較
  • 適正価格の表示
  • 研修会などに利用できるサービス提供
  • 材料費の交渉可能価格を把握できる
  • 新製品など新しい情報提供
  • 医療材料費を直接使用する医師の意見を取り入れ販売元や用途製品をサポートする

もしプログラムで年換算時に契約金よりもコスト削減金額が上回らかった場合は差額を返金する安心の「成果保証制度」の導入しているところがほとんどです。

コンサルタントとは、価格交渉はもちろん、医療スタッフとのコミュニケーションを大切にし、支援してくれ、信頼関係を大切にします。

材料費とは?

医業でいう材料費とは医薬品費のことです。

医薬品の主なものは注射用薬品、投薬用薬品、試薬、外用約薬などの薬品類いいます。

削減対象の材料費リスト一覧表

・医薬品費

投薬用薬品、血液、注射用薬品、外用薬、造影剤、試薬、歯科用薬剤

・診療材料費

消耗器具、ガーゼ、包帯、氷、酸素、縫合糸

・医療消耗器具備品費

聴診器、血圧計、体温計、注射針、ゴム管、シャーレ、

・歯科材料費

歯科用接着剤、歯科用充填材料、歯科用金銀パラジウム合金、石膏

・給食用材料費

患者給食のための材料、給食器具(鍋、ざる、食器)

これらの材料費が対象です。

細かく分類されていますが、少しずつでも価格が抑えられれば大きなコスト削減が実現できるため、見直す価値は十分にあるでしょう。

材料費は診療や入院で必要な材料にあてはまり、事務の管理でできる医業経営に取り入れやすい経費削減方法です。

この材料費の削減が病院経営の改善の大きなカギとなるため経営を見直すチャンスです。

そのため、何から始めたらいいのかと考えたときに、低減しやすく方法も簡単です。

アメリカでは一般的「価格交渉をしてくれる共同購買」

消費税が上がるにつれ日本の病院の材料費の負担が増え、コスト削減の必要性が高まり共同購買で材料を購入する病院が増えています。

アメリカの例ですが、医業材料は共同購買があたりまえです。

全米の90%の医療機関は共同購買のサービスで材料を購入し、を扱っていて、9割を超える医療機関がサービスを利用しています。

これに伴い購買データを提供し年間に使用する材料費の規模で年会費が決まりメーカーに価格交渉をし、単価が格安になりコスト削減効果が見込めるというものです。

日本の共同購買は、アメリカほど一般的ではありませんが日本のこれからの医療現場に共同購買が今後さらに広がるでしょう。

病院経営はコストの割合で経営が難しくなってしまいます。

経費削減を考え、赤字体制を修復するための方法を参考に、医療スタッフに不満を持たせず、患者様に信頼される医療を提供できるように心がけましょう。