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オフィスの節電成功ポイントは「電力消費のピーク時間帯」

電気料金 デマンドコントロール節電

オフィス

日常的なオフィスの節電は当たり前の時代になっていますが、節電がスムーズに達成されている企業は決して多くありません。オフィスの節電を成功させるポイントは、電力消費のピーク時間帯における電気使用を抑えることです。

今回は、オフィスの節電に関する基本的な考え方や進め方などについて説明します。

オフィスの節電を成功させるために大切な「電力消費ピーク時間帯」

オフィスの女性

多くの企業で日々努力はされているものの、なかなか数字となって結果が現れないのがオフィスの節電です。しかし、基本をきちんと理解すれば経営者はもちろん、スタッフも意外なほどスムーズに節電を進めることが可能です。

電力消費のピーク時間帯は電気使用を抑える

オフィスの節電で重要なことは、1日の中でどの時間帯が最も電力を使用するかを知っておくことです。

電力消費のピーク時間帯はどうしても決まった時間に固定されがちです。オフィスの節電は、全体の電気消費量を抑えるだけでなく、使用ピーク時間帯の電力消費をいかに抑えるかも大切なテーマです。これが達成されれば節電にほぼ成功したと言っても過言ではありません。

なぜなら、一般的に日本の電力量単価は昼間の時間帯が高いことが多いからです。

また、高圧電力料金プランで設定されていることがある夏季の電力需要ピーク時間には、さらに電気料金が高くなるでしょう。夏季の電力需要ピーク時間は、一般的に午後1時〜4時であることが多いです。

ただ、ご契約されている電気料金プランによって料金などに違いがありますので、お使いの電気料金プランを確認してみてください。

こうした昼間の時間帯は、一般的な企業では最も電力の使用が集中する時間帯でしょう。この時間帯の節電をしなければ必然的に節電が難しくなります。

24時間稼働の企業であれば、電力の使用時間を分散させやすいため、電力消費ピーク時間帯の節電はより進めやすくなるでしょう。

⇒実量制の電気料金はデマンド(最大需要電力)で決まる!

業務を特定の時間帯に集中させない

オフィスでは決まったルーチンワークも多く、どの時間帯に処理しても構わない業務も中にはあるでしょう。

電力消費のピーク時間が存在するということは、それらのルーチンワークもピーク時間帯での処理に集中している可能性も十分に考えられます。その時間帯に発生した急を要する業務であれば仕方がありませんが、急ではない業務も多いかもしれません。

オフィスの節電を成功させるためには、昼間のピーク時間帯に業務処理が集中しないように時間帯配分することがとても重要です。一般的な企業では複数の従業員がオフィスにいるため、時間配分も決して難しいことではありません。

多くの企業では、仕事が発生したらすぐに処理をするという伝統的な美徳観念があると思いますが、節電のために思い切って業務処理時間を分散させることも大切です。

効率良くオフィスの節電が出来る2つの方法

スイッチを眺めるビジネスマン

最も理想的な節電の方法は、電気の使用時間はそのままで電力消費だけを抑える方法です。効率よく節電する方法を見ていきましょう。

電力消費を抑えてくれる機器の採用

効率よく節電をしたいなら、電力消費が少ないタイプの機器を使用することが大切です。現在はエコ機能満載の機器が多くなっています。長期的な節電を期待するのであれば、一時的に投資費用はかかりますが、エコ機能がついた機器の積極的な導入が必要です。

オフィスで使用するOA機器は24時間オンにしていることも多いため、当然ながら使用していない状況下でも電気代がかかります。そのような状況でも効率的な節電をしていくためには、エコ機器の導入や定期的な機器の見直しを進めていかねばなりません。

⇒オフィスの照明をLEDにすると電気代が安くなる2つの理由

電気代がかかる冬だからこそ賢く節電を進める

1年の中で最も節電が難しい季節が、夏と冬です。特に夏は、近年の気象状況を見ても分かる通り平均気温が高くなっています。スタッフの健康やOA機器の正常運営を考慮すると、電力のコントロールがかなり難しい季節です。

しかし、冬に関してはどうでしょうか?気温の低さはOA機器の管理にもある程度は有利ですし、電力消費のコントロールは夏より進めやすいと言える部分もあります。

近年販売されている暖房器具も、電気ひざ掛けなどの直接下半身を暖めてくれる優れものが多く、電力消費量もエアコンと比べると桁違いに低いのです。

冬にエアコンの使用を抑え、代わりにこれらの暖房器具をスタッフへ支給すれば、電力消費を抑えながらスタッフの業務効率を保つことが可能です。

オフィスの節電がスムーズに進んでいる企業の特徴は?

ピースするビジネスウーマン

どのような企業が節電を上手く進められているか、という点は気になる方も多いのではないでしょうか。節電をするための好条件が揃っていても、適切に運営できる体制がなければ節電を継続することはできません。ここでは、節電に成功している企業の特徴を見ていきます。

経営者が節電のメリットをスタッフにきちんと理解させている

良質な企業運営に最も必要な要素は、強力なリーダーシップがとれるトップの存在です。これは節電についても同じで、節電のメリットをしっかりとスタッフに理解させるリーダがいることが重要です。

リーダーや管理担当者が目標を決めるだけではなく、どうすればスタッフが積極的に節電してくれるか、という視点から達成戦略を設定することも必要です。

そのためには、各スタッフや部門ごとに節電の成果が分かるような仕組みを作ることが大切です。良好な達成度を得た部門には報奨を出すなどの仕組みも効果的でしょう。

節電が仕事の一環として日常業務に組み込まれている

多くの企業で節電効果が出ない理由として、スタッフが節電に対して積極的に取り組めていない点が挙げられます。どうしても自分の業務に直接関係ないことに対しては、従業員も消極的になりがちです。

それなら、いっそのこと節電を業務の一環と見なし、「節電する時間」などを明確に組み込む方法も良いでしょう。節電する時間を設けたことで本当に節電効果が数字となって現れれば、人材評価の材料にすることもできます。

節電を毎日の習慣にできてしまえば、節電を達成出来る可能性も高くなるでしょう。

「節電」と「省エネ」の大きな違い

省エネ

ここでは多くの方が誤解しがちな節電と省エネの違いをチェックしていきます。節電と省エネは確かに似ている部分はあるのですが、根本的には一線を画すものと思ってください。その違いは簡単にまとめると下記のようになります。

省エネ時間帯に関係なく電気などのエネルギー消費全体を抑え、CO2排出の削減などを目指す
節電ピーク時の電気使用量を抑え、停電を防ぐ

一般的に「省エネ」では電気消費を減らすことがクローズアップされます。すべての時間帯におけるトータルでの電力消費を少なくすることを大きな軸にしています。

一方、「節電」ではいかにピーク時の電力消費を減らすかがテーマになっています。特に電力の消費量が多い企業ではなおさらその意義が大きいです。

省エネでは電力の消費自体を減らすことが目的になっていますが、節電ではピンポイントで電力消費を抑えるといった違いがあります。

以上のように、オフィスの節電を成功させるには、電力消費のピーク時間帯における電気代を抑えることや、従業員に節電の意識をしっかり浸透させ継続していくことが大切だと分かりました。

こちらの情報を参考に、ぜひあなたのオフィスでも節電を進めてコスト削減に役立ててください。

オフィスの節電対策だけでなく最適な電気料金プランもにしてさらに電気代削減!

オフィスの経費の大部分を占めている電気代の削減は、企業にとって非常に重要なことです。
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この記事の執筆・監修者

佐伯 淳二

佐伯 淳二株式会社グッドフェローズ 代表取締役副社長|太陽光発電専門家

富山県出身。海外でMBAを取得後、2009年、株式会社グッドフェローズに参画。
情報メディア「タイナビ」シリーズを立ち上げ、自ら記事執筆者として、家庭用太陽光から産業用、蓄電池、発電所売買まで幅広くカバー。
結果、国内再エネ設備72万件の約11%を非住宅用「タイナビ」会員が占めるなど、原発10基相当分の再エネ化へ寄与。
BSテレ東「日経プラス」出演を筆頭に、共同通信社や大手マスメディアの取材多数。
現在、自社メディア会員数14万人を突破。NTTスマイルエナジー社「産業用エコめがね販売実績No.1」7年連続受賞。

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