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工場の水銀灯をLEDに変えるだけで電気代1日4万円削減!!

電気料金 [コスト削減]工場照明節電
照明

工場は製造をスムーズに進めるために毎日多くの経費を使っていますが、以前のような景気の良い時代とは異なって運営が非常に難しくなっていることは否めません。

このような事情もあって、少しでも無駄な経費を削減して運営をするのが現代工場の常識と言えるでしょう。経費で特に高いものとして電気代がありますが、毎日使用するものであるだけにその節減には一筋縄では行かないことも多いのです。

しかし、電気代の中でも最も固定費に近いものは照明に掛かる部分になり、これまで使用してきた水銀灯をLEDに変えることで電気代を削減することを多くの工場で考慮しはじめています。

今回は、LEDを導入してどのくらい電気代がコントロールできるものか、またLEDに変えることによる意外なメリットなども説明しましょう。

水銀灯をLEDに変えることによる具体的な電気代削減効果

電球

基本的に初期投資が安いと言われる水銀灯ですが、一般家庭ではその数も限られていますのでそれほどコストに対する実感が少ないかもしれません。

しかし、工場内では数多くの水銀灯が設置されているため、交換する場合に同時にかなりの数を交換しなければならないことも事実です。

これにより、一時的にかなりの費用が発生することが大いに想定されますので、ここでは同じ照明効率という条件の下でLEDを使用した場合にどの程度の電気代削減が見込めるのか比較を進めていきます。

水銀灯を通常使用した場合の電気代データは?

一般的に言えば、水銀灯の明るさの消費電力は400ワットつまり、0.4キロワットアワーに換算されます。これによって、1キロワットアワー当たりの電力単価を20円としますと、1時間当たり8円の電気代が掛かります。

工場内の水銀灯が1000個設置されていると仮定すると、1時間当たりに8千円の電気代は少なくとも掛かることになるでしょう。

そして、最低でも工場が8時間稼働することになれば、1日に6万4千円、1か月に換算すれば192万円の電気代が発生します。もちろん、大規模な工場になれば高圧電力契約を進めていますので、24時間稼働になると若干安くなることが予想されるのです。

それでも、通常の水銀灯の耐用年数は上述の1日8時間使用でも約2年しかないので、交換費用をその都度計上すれば電気代を含めてかなり高額になるのは避けられません。

LED通常使用下での水銀灯との電気代データ比較

さて、水銀灯からLEDに変える場合の電気代データですが、基本は消費電力が130ワットで換算つまり1時間当たり0.13キロワットアワーの消費電力になります。

これに上述の単価と同じく20円としますと、3円ほどになりますので1000個のLED照明では1時間の電気代合計が3千円となるでしょう。そして、1日の工場稼働時間を8時間と推定すると1日に2万4千円の電気代となる訳です。

よって、同じ条件における水銀灯の1日当たりの電気代よりも4万円安くなることでしょう。

また、LEDの耐用年数は1日8時間稼働でも13年から14年ほどと言われ、水銀灯の3倍くらいの導入費が掛かるとしても長くても10年内に初期費用が回収できるのです。さらに、LEDは玉切れという概念がないので、使用状況によってはさらに耐用年数が伸びます。

水銀灯からLEDに変えて電気代削減しやすい工場の特徴

工場

客観的に見ても照明を水銀灯から変えることで電気代削減のメリット大きいLEDですが、工場によって電気代が削減しやすいところとそうでないところが存在しています。

やはり工場としては規模の違いは別にして、できるだけ早い段階で初期投資費用を回収したいという意図は非常に大きいものですが、ここではどのような工場がズバリLEDによる電気代削減に向いているかを見ていきましょう。

LEDは生産性の高い工場では早期に導入費回収可能

結論から言うと、早期の段階でLEDによる経済メリットを享受する場合、同じ時間で製品を多く製造できる工場つまり生産性の高い工場であればあるほどLEDを導入に強く向いているでしょう。

LEDは一旦導入すると、少なくとも10年間は問題なく使いつづけられるので、できるだけ照明をつけているうちは生産ラインを遊ばせないようにすることが早期回収の大きなカギとなります。

また、仮に照明を使わずに切っておく場合も、水銀灯であれば点滅の際に電力消費しますが、LEDであれば頻繁にスイッチをオンオフにしても電力消費がなされない大きなメリットもあるのです。

そのため、電気代を削減するという意味ではLEDがどのように操作しても有利なのは明白で、生産管理のしっかりできている工場であれば導入を積極的に進めた方が良いでしょう。

工場で水銀灯をLEDに変えると照明以外の電気代等も削減

照明

工場で長期間水銀灯を使い続けていますと、照明自体の電気代以外にも様々な問題に突き当たることが多くなります。その大きなものの1つに工場内における熱の量が挙げられるでしょう。

しかし、LEDを導入することで照明による発せられる熱の量が大幅に削減され、このことが工場内における経費削減に相乗効果をもたらしてくるのです。ここでは、2つのケースを見ていくことにします。

夏場の空調に掛かる電気代は大幅に削減できる

LEDも全く熱を発しないという訳ではありませんが、水銀灯と違って光の当たる方向に熱を発することがないのです。また、消費する電力自体が水銀灯よりも小さいことから、発熱の度合いも圧倒的に少ない仕組みを持っています。

これにより、工場内の温度も高温になることが少なくなり、同じ空調の使用においても冷却にかかる電力消費が非常に抑えられる傾向にあるでしょう。

空調の温度設定が1℃高くなるだけで従来の電気代の1割は削減できる訳ですから、LEDが工場内の温度をコントロールできるメリットは計り知れないほど大きいのです。

また、工場で保管している製品によっては高温での保存が本来から適さないものもありますので、それを空調での調整に頼りすぎないためにはLEDを導入することが必須となるでしょう。

業務に欠かせないパソコンの寿命も延ばすことが可能

工場の中には多くの精密機械が存在していて、制御もパソコンを使ったタイプのものは珍しくありません。ご存知の通り、パソコンなどは基盤が熱を持ちすぎると著しく寿命が短くなり、逆に寒すぎても寿命に悪影響を及ぼすでしょう。

そのため、空調によって常に適度な温度を維持しなければ、急なパソコンの故障によって通常の業務の遂行に大きな支障となるのは必至です。このように、一定の電力量での空調使用下にてパソコンの寿命アップが可能になるならば、LEDによる発熱コントロールは非常に大きな意味を成します。

パソコンの寿命が長くなれば買い替えに掛かる費用も先延ばしにすることが可能で、結果的に工場内の経費を電気代と共に長期的に抑えることができるのです。

LEDよりもさらに電気代が安くなるというエネブライトに注目

省エネ

それでも、最近はLEDよりもさらにエコで電力消費も非常に安くなる【エネブライト】と呼ばれる新しい照明が注目されています。エネブライトはまだ世に出始めたばかりですので、総合的に見て現段階で導入するかは意見が大きく分かれるところです。

ここではLEDと比較した場合耐久性や電気代などのランニングコストにおけるメリットはもちろん、これから導入をしようとする際に注意すべきことなどを検証していきます。

エネブライトはLEDよりも1.5倍以上は必ず長持ちする

このエネブライトですが、まず基本的な耐用年数が1日8時間稼働で計算して、20年ほどは交換することなしに使い続けることができます。LEDの場合が最低でも10年以上は使用ができるものの、それと比較しても非常に長い耐用年数を誇っているのが分かるでしょう。

LEDを好条件で使い続ければ15年ほどと換算しても、1.5倍の寿命はまず確保できると言っても過言ではありません。しかし、このエネブライトはLED同様に発熱量が非常に少ない照明であることから、工場スペースにおける温度コントロールに大きな力を発揮してくれます。

また、LEDよりも光の量が多いとされ、実用環境におけるユーザーの満足度もLEDを上回るのが明らかでしょう。それでも、やはり心配なのは電気代などの経済的なものではないでしょうか?

エネブライトの消費電力もLEDの6割だが導入費用が不透明

エネブライトの消費電力をチェックしてみますと、90ワット弱で1時間当たりの消費電力換算で0.09キロアットアワーと非常に低いことが特徴です。

つまり、電力量単価を20円としても、1000個のエネブライトの使用条件下で1日の工場稼働8時間換算でも電気代が1万4千円ほどになるでしょう。これはLEDの1日当たりの電気代の約6割に当たり、1万円ほど安くなるのですから非常に驚きと言えます。

ただ、エネブライトの導入価格は非常に不透明な部分もあって、相場自体が出ていない大きなデメリットも存在するのです。また、取り扱える業者の数もLEDほどは多くないことも事実で、見積もりを多めに取ることも現段階では難しいかもしれません。

それでも、特定の業者がエネブライトもLEDも両方提供している場合には、費用積算に狙い目の業者となるでしょう。

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