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意外な盲点! 工場内オフィスで効果的に節電する2つのポイント

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オフィス

工場はモノづくりの場ですが、それをコントロールするオフィスの存在も忘れてはいけません。しかし、多くの工場では節電をするにあたって製造部門だけを重視しがちで、オフィス関連の節電は意外に疎かになりがちです。

しかし、オフィス内の節電は工場の収益性を高めるためにも重要です。今回は工場のオフィス内で節電を進める基礎的なポイントや、オフィス内で電力消費が多い機器を節電する方法などについて詳しく解説します。

工場オフィス内で節電を進める基礎的な2つのポイント

工場のオフィス内で消費する電力は勤務スタッフが想像する以上に大きく、長期的な収益性に大きく悪影響を及ぼしていることも多いです。

まずここでは、工場オフィス内で節電を進めていく上で必ず抑えておかなければならない基礎的なポイントを見ていきます。

1.長時間使用する電気機器を重点的に節電する!

工場に関わらず、あらゆるオフィスで電力の使用時間はどうしても長くなりがちですね。

オフィスにいつも人がいる職場では、オフィスにいるスタッフの人数が少ない時間帯でも電力消費量がそれほど減少しないケースも多くあります。

そのため、オフィスの電力消費は総じて費用対効果が低いことが多いと言えます。こうした理由から、長時間使用する電気機器の消費電力を可能な限り削減することが大きなポイントとなります。

工場のオフィス内で長時間使用する電気機器は主に「照明」「エアコン」であるケースが多いです。また、意外に消費電力が大きい「OA機器」を含め、消費効率化を進めなければなりません。

2.節電によってスタッフにもメリットが得られる仕組みを作る

オフィス内で節電を進めるために重要な点は、節電をしっかり管理するスタッフの存在です。

オフィスのスタッフがなかなか長期的に定着しない工場も多く、スタッフの入れ替わりが激しい職場であればあるほど節電効率は悪くなる傾向にあります。また、スタッフに節電の意義を伝えるにあたり、節電によるメリットをスタッフが感じられる仕組みを構築出来ていないメーカーも多いです。

これでは業務遂行のモチベーションも大きく低下してしまい、スタッフ全体の定着率にも悪影響を及ぼします。そのため、オフィスの節電は経営陣とスタッフとの相互作用の中で実現されなければなりません。

工場のオフィス内で特に節電が進めにくい「照明」2つの対策方法

工場の照明

一般的に工場で最も消費電力が大きいと言われる「照明」ですが、オフィスにある照明の節電は、製造現場と同様に特に進めにくいと言えます。

その原因は、オフィスにスタッフが何人いようと同じ照度が維持されていることが多いからです。ここでは照明を節電するための具体的な対策方法をチェックしましょう。

1.エコ照明をできるだけ早い段階で導入し、長期運用する

24時間製造活動を行う工場の場合、オフィスの照明が消えていること自体が少なくなります。

このような状況では、電気機器のスイッチをオフにすることで電力消費を減らすということはもちろん出来ません。よって、スイッチをオフにすることなく上手に節電を進める必要があります。

特に日常的に使用する照明機器に関しては、エコ方式の機種を長期的に活用していくことが大切です。

LEDなど、消費電力も少なく、耐用年数が非常に長い照明にすべて取り換えることが理想的です。しかし、工場が稼働し始めてから交換すると無駄なコストが掛かります。工場の設計段階でエコな照明機器を導入するよう配慮しておかなければなりません。

⇒工場の節電を成功させる2つのポイントとケース別に見る注意点

2.工場の設計段階で会議室などは日当たりの良い場所に設置する

工場のオフィスにある会議室には、窓がないことも少なくありません。

会議室に窓がないということは、会議のたびに照明を使用しなければならず、消費電力も上がることを意味します。大きめの窓が設置してある会議室であれば、時間帯によっては日光を利用して照明をつけずに会議を進めることもできます。

工場を立ち上げてから会議室の設計を変更することは、現実的に難しいです。そのため、工場のオフィスの設計段階で、会議室は日照時間が長く日当たりの良い場所を選ぶようにしましょう。

工場のオフィスで消費電力が多い「エアコン」2つの節電方法

エアコン

工場のオフィスで電力消費が多くなりやすい電気機器として、エアコンが挙げられます。

特に、夏と冬は時間帯によって急激に消費電力が上昇することもあります。エアコンの節電をするために重要なのは、温度設定と快適性のバランスです。

1.工場全体で太陽光を吸収しない素材を使用して遮熱!

エアコンを節電するには、工場全体の温度コントロールは必須です。建物が受ける太陽光の熱を反射させ、熱の吸収を抑えなければなりません。建材や外壁素材などによっては、熱を逃がさないタイプのものもあります。

建物すべての表面部分で太陽熱を遮断する必要はありませんが、少なくとも熱を受ける時間が長い屋根部分については、熱吸収を抑える素材を使用すべきです。

熱対策をしっかり進めることで、工場全体の平均温度を下げることも可能です。これによりオフィス内にあるエアコンを適温に設定することができ、節電へと繋がります。

⇒節電効果を上げるオフィス家電2つの使用方法

2.エアコンの設定温度を適温にしてサーキュレーターで循環!

オフィスの大きさやスタッフの多さによっては、適正な温度設定を長時間維持できるとは限りません。

エアコンの風にはムラができやすく、ただ単にエアコンを使用していてはスタッフ全員の満足を得るのは難しいでしょう。この場合、サーキュレーターと呼ばれる扇風機器を用いる方法がおすすめです。

サーキュレーターは扇風機よりも出力が強く、短時間で冷気若しくは暖気を隅々まで送り届けられるメリットがあります。特に、夏場エアコンと併用すると驚くほど効果が高く、スタッフの頻繁な出入りによる冷気の逃げを最低限に抑えることも可能です。

工場オフィス内で業務効率と節電のバランスを保つ!2つのポイント

バランス

工場オフィス内の節電は、日常業務をきちんと遂行して初めて成功したと言えます。節電とスムーズな業務遂行は必ずセットにならなければなりません。

ここでは、工場オフィス内の節電効率とバランスを保ちながら業務を進めるコツについて解説します。

必要な業務でも時間帯をずらすことで効率的な節電を実現

節電と業務のバランスでまず重要なことは、業務を適時に遂行するという点です。業務の優先度を決めた上で節電も考慮し、適切な時間に業務を行いましょう。例えば、会議など時間を長めに取りがちな業務については工夫が必要です。会議は昼食後の昼下がりに設定されることも多いです。

夏場の電力消費ピーク時間帯(一般的に午後1時〜4時)は電力量料金が高い場合もあるため、コストパフォーマンスから言うと望ましい状況とは言えません。

会議室の使用を午前に回すことで電力量料金も安く、さらにエアコンの設定温度を低めに設定する必要もなくなり、消費電力を大きく抑えることが可能です。

⇒オフィスの節電成功ポイントは「電力消費のピーク時間帯」

部門間で優先業務などの相互理解を徹底する

工場にあるオフィスでは、事務部門の中で複数部門が共存していることも多いです。業務の優先順位についても、部門ごとに優先されるべき事項が大きく異なるのは仕方ありません。

しかし、それぞれの優先業務をオフィス内で主張しているとどうなるでしょうか? オフィス内での節電の達成が不可能になる恐れがありますし、メーカー工場にとっても大きな痛手となります。

そこで、オフィス内の優先業務を各部門間で調整、相互理解する必要があります。お互いの業務を良く知ることでスムーズにオフィスの節電が進められるようになるでしょう。

複数部門間で業務管理ができるオフィスは、節電を超えて業績の改善などにも好影響を及ぼします。

工場のオフィスで上手に節電を進めることができれば、経費削減だけでなく業務効率の改善にも繋がるのです。

あなたのオフィスでも、ぜひこちらで紹介した方法を実践し、効率的な節電を達成してください。

工場内オフィスで賢く節電したいなら、電気料金プランの見直しも重要です!

工場にあるオフィスで節電するには、業務効率とのバランスを保つことが大切です。また、電気料金プランを見直すことで、さらに電気代を安くすることが出来るかもしれません。
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この記事の執筆・監修者

佐伯 淳二

佐伯 淳二株式会社グッドフェローズ 代表取締役副社長|太陽光発電専門家

富山県出身。海外でMBAを取得後、2009年、株式会社グッドフェローズに参画。
情報メディア「タイナビ」シリーズを立ち上げ、自ら記事執筆者として、家庭用太陽光から産業用、蓄電池、発電所売買まで幅広くカバー。
結果、国内再エネ設備72万件の約11%を非住宅用「タイナビ」会員が占めるなど、原発10基相当分の再エネ化へ寄与。
BSテレ東「日経プラス」出演を筆頭に、共同通信社や大手マスメディアの取材多数。
現在、自社メディア会員数14万人を突破。NTTスマイルエナジー社「産業用エコめがね販売実績No.1」7年連続受賞。

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