環境負荷を軽減する最新技術に驚きの脱炭素効果も!
長尾
はい。小倉さん、こんにちは。
小倉
こんにちは。
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長尾
小倉さんはシンガポールに新しく会社を作られたとのことで、それがものづくりする上で出てくる環境負荷みたいのを下げて、かつ、コストも下がって脱炭素にも資する、と。
そんなものすごい技術を持ってるっていう会社っていう風にお聞きしたんですけども、それで合ってますか?
小倉
そうですね、はい。
長尾
すごいですね。ちょっと詳しく聞かせてください。
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ハードウェアの技術開発で脱炭素を実現
小倉
2020年にシンガポールの南洋理工大学というですね、世界ランキングで言うと13位とか、まぁ、東京大学は20何位のところで、13位の先生とですね、一緒にジョイントベンチャーという形で立ち上げました。
そこの先生は電気化学と言われるですね、例えば、半導体ですとか、太陽光発電のソーラーパネルの部分とかの、シリコーンとかの技術を元々専門にしてる先生です。
その先生が色んな技術を開発する中で、直近で言うと大きく2つぐらい面白いのがありまして。1つはパラジウムと呼ばれる、体にも悪くて、そして高い、レアメタルっていうものなんですけども、これの使用量を劇的に、90%ぐらい下げるような技術。
長尾
90%?!
小倉
90%下げるんです。
長尾
すごいですね、それ。
小倉
すごいですよね。それを開発したりですとか。
あとは、ちょっとこれは飛び道具的な技術なんですけど、昆虫サイボーグという、まぁ、昆虫ロボットじゃなくてサイボーグ。ある昆虫に、さっき言った電極を挿すことで、ラジコンのように動かすことができて。
長尾
すごいですね、それ(笑)。
小倉
すごい技術なんですよ(笑)。用途としては、今のところは防災を考えてますし、災害時のときに人が入れないところを見に行く。
その応用として、それこそ電力会社さんですね。高圧塔の点検に使えないかとか、そういう、要は人が行くと危ない場所とか、コストがかかるところを代替するような。
長尾
へ~!昆虫が高圧の点検をするってことですよね?
小倉
そうですね(笑)。まぁ、昆虫自身に教えることはできないので、昆虫をラジコンの様に動かせるんですけども、こっちの頭の上にカメラを乗せて動かすことで点検をしていく、と。
長尾
すごい世界になってきましたね。
小倉
そうですね。もちろんデジタルの方のテクノロジーもそうなんですけど、結局やっぱり最終的には、何かしらハードウェアでアウトプットしなきゃだめですので、ハードウェアのテクノロジーっていうのも進化させる必要があるかなと思ってまして。
そこで面白い技術を持った先生に出会えたなっていうのが、今回のジョイベンのきっかけですね。
長尾
なるほど。今おっしゃった技術が脱炭素に活かせる部分って、これって何かあったりするのですかね?
小倉
そうですね、エネルギー効率を上げるっていうことかもしれませんね。今まではロボットとかですと、無理やり電気で動かすっていうのが必要だったのが、そういう、さっきの昆虫であれば昆虫の生命力を活かすことですとか。
長尾
なるほど、エネルギーが電気じゃなくて昆虫の生命力そのものになる、と。
小倉
そうですね。生命力なので、あえて何か他のエネルギーを使うことはなかったりですとか。
小倉
アルコール消毒って実は1分しかキレイにできないって言われてるんですけど、これを半日とか普通にもたせる技術みたいなのもあってですね。
そうすると、アルコールの使う量も減りますし、もちろん手にあんまり良くないので荒れも防いだりしますし、そういった面で環境とか人体の負荷を下げるようなことにもつながるかな、と。
そうすると、ものをつくる量が減るので、そこでエネルギーが不要になってくるかなというのがあったりしますね。
長尾
そういうことですよね。よくフードロスの問題なんかも、大量廃棄みたいのを無くせば、それ自体がエネルギー効率が上がるというか、エネルギーを使わなくて済むみたいなこれも脱炭素だよねみたいな話も、前ちょっとおっしゃってたと思うですけども、だから今の話ってそれに近いですよね。
小倉
すごい近いと思います。
長尾
ですよね。
小倉
はい。なので必要なものは必要な量だけあればいいような。より少ない方が本当は良いはずなので、そういった意味では環境負荷を下げる、脱炭素っていうのはすごい関係あるかなと思います。
長尾
なるほど、なるほど。そう考えると、シンガポールの新しく作った会社、楽しみですね、本当に。
小倉
楽しみです、はい。
長尾
何かまたちょっと、まだ立ち上げたばかりのベンチャーだと思うんですけど、番組ではお伝えできないようなワクワクする話を私も聞いてたりしますので。
それをYouTubeで公開できるタイミングになったらですね、またそれもちょっと、続編っていうことでお話しいただきたいなという風に思いますので、お見逃しのないようにチャンネル登録、ぜひよろしくお願いいたします。
それではですね、また「脱炭素ならスイッチビズ」でお会いしたいと思いますので、本日はどうもありがとうございました。
小倉
ありがとうございました。