電力自由化がもたらす再エネ導入について徹底解説
長尾
はい、本日は「四つ葉電力」の淺岡社長に来ていただきました。淺岡さん、本日はよろしくお願いします。
淺岡
よろしくお願いします。
脱炭素ならスイッチビズ Youtube公式チャンネルはこちら
淺岡
はい、四つ葉電力の淺岡と申します。よろしくお願いします。私は2007年から太陽光のお仕事をしておりまして、2012年ですかね、FITがかなり注目を浴びるようになりまして、販売だけじゃなく太陽光を設置する建設業の方にも携わるようになりました。
その中で、太陽光を設置する場所っていうのは、屋根とかいろいろあるんですけど、私は結構、農地の方に設置しておりましたので「耕作放棄地」っていう所が結構気になりました。
なので、「耕作放棄地」を活用するという事業もしておりまして、その中で、エネルギー作物を作って「バイオマス発電」をしたいなっていう思いから、今の四つ葉電力に至ります。
長尾
今の自己紹介をお聞きして改めて思ったのが、淺岡さんって、太陽光のEPC※としてやってるだけじゃなくて、例えば電力会社を始めたりとか、再生可能エネルギーを通じて社会貢献されてるなっていう印象があるんですけども。
※ 設計・調達・建設を含んだ建設工事の請負契約
そんな中で、常々持論として、電力自由化がきっかけで再エネって広まったよねっていうお話しがあるじゃないですか。これ、非常に興味深い話だと思ってまして、この辺りちょっと、YouTubeの視聴者の皆さんにもシェアしていただけませんか?
淺岡
はい。
↓↓動画本編はこちら!
脱炭素ならスイッチビズ Youtube公式チャンネルはこちら
電力の自由化が始まったきっかけとは
淺岡
電力の自由化が始まったのは、2000年から段階的に、それこそ大きな商業施設から、2004年~2005年で始まったんですけど、一旦2008年に、価格の競争が行われないっていうことで、電力の自由化が止まった時期もあったんですよ。
ただ、くしくも東日本大震災っていうところで、計画停電を余儀なくされた。
この時期から、やっぱり今の電力会社だけに頼るようなシステムってダメだよねっていうところで、2016年に、それこそ自動販売機の、ああいった小さな電気も切り替えられるようになって、安くなりますよっていう、自由化が始まったんですよ。
電力の自由化で電気を切り替えた需要家っていうのがたくさん増えまして。
淺岡
ご存知の方もいらっしゃるかもわかんないですけど、2020年の12月の中頃から2021年の1月の終わりごろですかね、世界の電力取引市場で最も高い取引価格っていうのが連日更新されたニュースをご覧になられた方っているかと思うんですね。
長尾
ありましたね。
淺岡
良くも悪くも、その時期に電力に関して関心が高まったと。
とはいえですね、切り替え率がまだ2割程度なので、電力事情について知らないっていう方も多いです。今、日本がですね、大きく再エネや電力システム制度について、みんなが協力して動いてるんだ、と。
それこそ、電力会社だけじゃなくて、自治体とか政治とかいろんな方が動いて、再エネ、電力システムっていうところについて改革をしないといけないと。
淺岡
対岸の火事だと思ってる人はダメで、もっと興味や関心が集まれば、それこそ「脱炭素」、いわゆる「再エネ」、蓄電池の「蓄エネ」、エアコンとかよく使う電気製品の「省エネ」について、日本の国民間の中でも話題になって、その思考、考えが行動に変わること。
これが本当の環境保全とか、地球温暖化に対して、抑止効果、防止効果があって、昨今の問題となってる異常気象、減災につながればなって思うんですね。
長尾
淺岡さん、ありがとうございます。本当、淺岡さんが言ってることに共感しかなくてですね。
これってエネルギー問題なんで、世界中が考えていかなきゃいけない問題、国民一人ひとりが考えていかなきゃいけない問題だと思うので、どんどん再エネっていうのは、導入していかなきゃいけないと思うんですよね。
ただまだ、どうしても高い、お金がかかるっていうイメージがあると思うんですけど、その辺ってどうすればいいですかね?
淺岡
そうですね、国も、世界もそうなんですけど、電力自由化っていうところについて、エネルギーについて考えるきっかけっていうのは、もう与えてもらってるわけなんですよね。
なので、一方的に消費をしていくっていうわけじゃなくて、作る方、再エネの設備導入であったりとか、それを溜める方、蓄エネであったりとか、省エネ、こういったところで、いろいろハードルが高かった部分、予算面で高かった部分っていうのがあると思うんですけど。
次回以降で、この辺りが、再エネの設備導入について、どんどん導入しやすくなってますよっていうのをお話しできればなっていう風に思います。
長尾
わかりました。つまり、今かなり安くなってるよっていうお話しですよね。
淺岡
そんな感じですね、はい(笑)。
長尾
わかりました。ちょっとその話、私も非常に楽しみにしてますので、よろしくお願いします。
淺岡
はい、よろしくお願いします。
長尾
じゃぁ、次回ですね、また淺岡さんに話していただきたいと思いますので、今回はですね、ちょっと時間なので、この辺にしていきたいという風に思ってますが、またチャンネル登録の方よろしくお願いします。
それでは「脱炭素ならスイッチビズ」でまたお会いしましょう。