北海道電力 | 特別高圧と高圧電力の料金について
こちらでは、北海道電力の高圧・特別高圧の電気料金プランについてご紹介します。
北海道電力の高圧電力の電気料金プラン
北海道電力の高圧電力(業務用電力)電気料金プランは、2種類あります。
1.業務用電力 30,000V
業務用電力30,000Vの内容は、次のようになっています。(基本料金の単位は1kW、電力量料金の単位は1kWhです。)
基本料金
1,890.00円
電力量料金
A(一般)料金 | 16.30円 |
---|---|
B(時間帯別)料金 昼間時間 | 17.91円 |
B(時間帯別)料金 夜間時間 | 13.88円 |
2.業務用電力 60,000V
業務用電力60,000Vの内容は、次のようになっています。(基本料金の単位は1kW、電力量料金の単位は1kWhです。)
基本料金
1,879.20円
電力量料金
A(一般)料金 | 16.25円 |
---|---|
B(時間帯別)料金 昼間時間 | 17.84円 |
B(時間帯別)料金 夜間時間 | 13.85円 |
業務用電力のプランは、契約が2,000kW未満の場合に適用される高圧向け電気料金プランです。
北海道電力はもともと北海道の主力な発電会社なので、北海道大手との比較はできませんが、電気料金がある条件でだいたいどれくらいになるかを、以下の条件で計算してみました。
・60,000V
・契約容量 1,500kW
・電力使用量(A料金を適用) 500,000kWh
この場合、電気料金は、
1,500kW×1879.20円/kW+500,000kWh×16.25円/kWh=2,818,800円+8,125,000円=10,943,800円
となります。
かなり大きな金額なのでピンと来づらいかもしれませんが、他社の電気料金を計算する際も、これらを確認して計算すれば比較できます。
- 契約容量
- 基本料金単価
- 電力使用量
- 電力量料金
ぜひ、覚えておいてくださいね。
北海道電力の特別高圧の電気料金プラン
北海道電力の特別高圧電力の電気料金プランも、高圧電力と同様に2種類あります。
特別高圧電力の電気料金プランは、契約容量が2,000kW以上の場合に適用される電気料金プランです。
1.特別高圧電力 30,000V
特別高圧電力30,000Vの内容は、次のようになっています。(基本料金の単位は1kW、電力量料金の単位は1kWhです。)
基本料金
1,954.80円
電力量料金
A(一般)料金 | 15.37円 |
---|---|
B(時間帯別)料金 昼間時間 | 16.59円 |
B(時間帯別)料金 夜間時間 | 13.88円 |
2.特別高圧電力 60,000V
特別高圧電力60,000Vの内容は、次のようになっています。(基本料金の単位は1kW、電力量料金の単位は1kWhです。)
基本料金
1,944.00円
電力量料金
A(一般)料金 | 15.33円 |
---|---|
B(時間帯別)料金 昼間時間 | 16.54円 |
B(時間帯別)料金 夜間時間 | 13.85円 |
こうして比較してみると、一般の家庭向け電気料金プランとは逆に、電力量料金が「大口の客先ほど安く」なっていることが分かります。
基本料金はボルト数が大きい方が高くはなっていますが、それよりも変動する電力量料金が安いのは大きなポイントですね。例えば、電力量料金だけで考えれば、同じ60,000Vでも、高圧電力と特別高圧電力では1kWhあたり0.92円変わってきます。
例えば、電力使用量が100,000kWhだったとき、92,000円も電力量料金が異なるという計算になります。
北海道電力ってどんな会社?
北海道電力は、冒頭で少しお話したとおり北海道の大手電力会社です。
戦後まもない昭和26年に設立された会社で、現在は火力発電と原子力発電による発電が主な発電方式ですが、供給安定性や電源の分散化を目的として、新たに天然液化ガス(LNG)を利用した発電所の設置も行っています。
環境に配慮した新エネルギー、再生可能エネルギーの利用は、割合からするとあまり積極的に行っていない印象です。
再生可能エネルギーに重きをおいて電力会社を選びたい方にとってあまり魅力はありませんが、電力の供給力の安定性や企業としての実績を重視したい方にはぴったりの電力会社です。
業務用などの大きな電力を使うなら、お得に使おう
北海道電力の業務用、特別高圧向けの電気料金は大手ということもあり安定していますが、電気料金は安い方ではありません。
今回も少し触れましたが、電力量料金単価が約1円変わるだけでも、数万円、使う電力量によっては数十万円も変わってくることになります。
実際に莫大な電力を消費するのであれば、一度、本当に契約している電力会社の電気料金が適正かをチェックし、より安い電力会社がないか、ニーズに合ったサービスも提供してくれる電力会社がないかを検討してみるのがおすすめですよ。