オフィスの電気代を節約する効果的な方法15選!
- オフィスの電気代が高くて困っている!
- 会社全体の電気代をもっと節約したい!
とお考えの方に、オフィスの電気代を節約する効果的な方法をご紹介します。一般的に、オフィスの電気代で最も高いのは空調機器の電気代と言われています。2番目は照明機器の電気代となっています。空調機器、照明機器に加えて、OA機器の電気代節約方法についても詳しく解説します。
空調機器の電気代を節約する8つの方法
多くの場合、一般的なオフィスで発生する電気代のうち半分ほどが空調機器によるものと言われています。電気代を節約するには、まず最初に空調機器の節約方法を考える必要があります。それでは具体的に、空調機器の電気代節約方法を見ていきましょう。
適切な設定温度に変更する
たった1℃設定温度を変更するだけで、空調機器の電気代を5〜10%ほど節約可能です。
夏場に、暑いからと言ってエアコンの設定温度を20℃前後にまで下げたり、冬場に30℃近くまで上げたりしていませんか?
少々極端な設定温度かもしれませんが、これでは電気代がかかってしまうのは当たり前のことです。理想的なエアコンの設定温度は、夏場は冷房で26℃前後、冬場は暖房で23℃前後で、体感温度も電気代節約も両立出来ますよ。
室外機と室内機の清掃をしっかり行う
長期間に渡って清掃することなく空調機器を使用していると、思いがけず電気代が高くなってしまうことがあります。室外機と室内機をしっかりと清掃することにより、空調機器の電気代を10〜20%程度節約する事も可能です。
社員で協力して清掃すればコストを抑えられますが、本格的に清掃したいなら、専門業者に依頼することをオススメします。業者に依頼するとコストはかかりますが、その後の電気代が安くなることを考えれば、十分な節約になると思います。
自動運転に設定して使用する
意外と知られていない事実ですが、最近の空調機器は自動運転の精度が向上しており、自動運転に設定することで電気代の節約になります。
自動運転だからと言って、オフィス内の温度が常に上下を繰り返すことはなく、設定した温度を維持してくれます。温度設定を手動で行う手間も省けるため、おすすめの方法です。
扇風機と併用しながら運転する
夏場は、空調機器と併用して扇風機も使うことで、オフィス内の空気を効率よく循環させることが出来ます。高い温度設定でも扇風機から送られてくる風と循環効果により、十分快適に過ごすことが出来ます。
同じようにシーリングファンでも効果的ですので、是非利用してみてください。
夏場は太陽の光を遮断して室内温度を下げる
せっかく空調機器を使用しても、夏場に太陽の光がオフィス内に入ってきてしまうと室内温度が上がってしまいます。
ですので、太陽の光を遮断するために、太陽が出ている時間帯はカーテンの使用をオススメします。特に自動運転中は、必ずカーテンを閉めるようにしてください。逆に冬場は、暖かい太陽の光を遮断してはいけません。
思い切って空調機器を買い換える
空調機器は年々進化を続けており、15年前と現在の空調機器とでは、省エネ効果が全く異なります。
全ての空調機器を買い替えるとなると、大きなオフィスではかなりのコストが必要となりますが、買い替え後は大幅に電気代が安くなりますのでメリットの大きなオフィスもたくさんあると思われます。
社員の服装を季節に合ったものにする
適切な設定温度で空調機器を使っていたとしても、ネクタイを締めて厚着をしていては、快適さは半減してしまいます。最近では国もクールビズを推奨しており、夏場は「ノーネクタイ」「ノー上着」を奨励している企業も多いです。
冬場は出来る限り暖かい服装にし、ブランケットを膝の上に敷くだけでも十分に寒さを防ぐことが出来ます。
出勤したら早めにエアコンを運転する
これは夏場に限りますが、空調機器は立ち上げ時が最も電力を消費します。また、室内の温度が高ければ高いほど、その分電気代もかかります。
ですから、早朝でまだ気温が低い時間帯に空調機器を立ち上げることで、設定温度までの到達が早くなり、電力の消費量を抑えられます。
照明機器の電気代を節約する4つの方法
空調機器の次に多くの電気代がかかるのが照明機器です。正しい節約方法を実施することで、電気代を大幅に節約することも可能です。具体的にどのようにすれば照明機器の電気代を節約出来るのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
LED照明へ変更する
オフィスの照明機器の電気代を節約する方法として最も効果的なのが、高効率の照明機器に変更することです。例えば、普通の蛍光灯を設置しているのであれば、LED照明に変更するだけで大幅な電気代の節約になります。
LED照明は、電力消費量が蛍光灯の1/3程しかないため、電気代も同じくらい節約出来ます。最近はLED照明の価格も低下してきているため、買い替えコストも抑えられます。
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照明機器の数を減らす
現在使っている照明機器を減らすことで、電気代節約に繋がります。
ただし、オフィス内が暗くなり、仕事に支障を与えてしまっては意味がありません。最低限の本数だけを減らすようにしましょう。例えば廊下やトイレ、給湯室などはまず最初に手を入れたい場所です。
こまめに照明機器のスイッチを消す
これは照明機器の電気代節約で最も基本的なことではありますが、実際には出来ていないオフィスが多いと思います。
その場所で人が作業をしていなければ、電気を消しておくことが基本です。会議室やトイレを使用した後、「私の次に利用する人もいるだろうから、その人が消してくれるだろう。」という考え方では、この節約方法は成功しません。
人任せにすることなく、今使用している人がきちんと消すようにしましょう。また、全員がオフィスの外で昼休みを同時刻にとっている場合は、その時間は全ての照明機器を消す、という方法も効果的です。
センサー付きの照明に切り替える
センサー付きの照明に切り替えることにより、人を感知すれば自動的に照明がつき、いなくなれば自動的に消えます。そのため、こまめな電源のオン・オフに繋がり、理想的な節約が可能です。
普段常駐することのない廊下や階段などに設置すると電気代の節約に効果的です。センサー付きの照明は少々割高ですが、今後電気代の節約を考えるのなら導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
OA機器の電気代を節約する3つの方法
最後に、OA機器の電気代節約方法をご紹介します。パソコンやコピー機など、オフィスには様々なOA機器が設置されています。仕事に支障を与えることがないよう、上手に節約する必要があります。
OA機器のスリープ機能を有効に使う
現在は、スリープ機能が付いたOA機器が数多く発売されており、これを利用することで使用していない時の電気代を節約出来ます。
多くのコピー機は一度電源を切ってしまうと、立ち上がるまで約3分前後の時間がかかります。時間としては大して長くはありませんが、すぐに使いたい時にはとても長く感じられます。
しかし、スリープ機能を使えば瞬時に立ち上がりますので、仕事に支障を与えることはありません。
スリープ機能が付いているのに設定していないOA機器がないか、一度全て確認してみてください。
パソコンモニターの明るさを抑える
一般的なオフィスに設置されているパソコンは、モニターの電力消費量が大きめです。これらモニターの明るさを調整することで電気代を簡単に節約出来ます。
パソコンのシステムで調整出来るタイプもありますし、直接モニターで調整するタイプもあります。明るいモニターは確かに見やすいですが、電気代がかかるだけでなく、視力を低下させる大きな原因にもなります。今すぐあなたの目の前にあるモニターの明るさを調整してみてください。
またモニターではなく、パソコンのシステムを省電力モードに設定することも効果があります。パソコンのパフォーマンスは多少落ちますが、動画編集や3D画像編集など以外は、体感で遅いと感じることはないでしょう。
OA機器自体を省エネタイプに買い替える
コストはかかりますが、省エネタイプのOA機器に買い替える事も電気代節約方法としてオススメです。
一昔前のコピー機と現在のコピー機とでは、消費電力量が大きく異なります。1日に何度もコピーを取るオフィスの場合は、新しいコピー機への買い替えをご検討ください。
今回はオフィスの電気代を節約する効果的な方法として、15個の方法をご紹介させていただきました。中には今すぐに出来る方法もありますので、是非積極的に実践してみてください。
オフィスを利用している人全員が、電気代の節約を真剣に考えることによって大幅な節約に繋がり、その結果収益アップを実現出来ることでしょう。