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法人にとって非常に馬鹿にならない経費である電気代。かつては企業努力だけで節減するしかなかったので、電気代を含んだあらゆる経費をトータルで削減することで達成していました。

しかし、経費節減することが日常茶飯事になると、多くの法人では削減できるところは達成していますのでそれ以上の削減はより困難になるでしょう。特に、毎日使う電気代であればなおさらになります。

契約している電力会社自体を切り替えできる非常に便利な時代となり、現在のところ電気代を一気に減らすことができる非常にスピーディな方法となっているでしょう。

ただ、引っ越ししたばかりの法人になると切り替えには向かず、1年後に切り替えることが適切とされているのです。ここでは切り替えの詳しい意義と同時にタイミングについても説明していきます。

法人にとって電力会社切り替えのメリットは大きい

ビジネス

法人にとって、電気代の削減の目的で電力会社そのものを切り替える大きな意義は、実のところまだまだ多くの法人に認識されているという訳ではありません。

それどころか、現在契約している電力会社から切り替えることなどできないと思い込んでいるケースさえあるのです。ここでは、基本的に電気代を削減するためにまず電力会社を乗り換えることを前提にすべき理由を説明して、そのメリットの大きさも認識していきます。

基本的に費用も発生させずに電気代を安くできる

まず、電気代の削減に悩む法人にとって電力会社の切り替えのメリットは非常に大きく、それを費用ゼロで進められることは何事にも代えられないものです。

電気代を長期的に削減する方法としては、費用を投じて消費電力の少ない設備等を導入することもありますが、設備も長期的に使用すれば本来期待できる削減効果も薄れてくるリスクがあるでしょう。

それにより、電力会社そのものを切り替えるという発想は電気を受ける側も提供する側も意外に考えられなかったことになるのです。切り替えた後でも数年後に別の電力会社に切り替えることが可能なので、電気代に関しては常に良い条件のところを探し続けられるメリットも持てます。

エリアを問わずに業者を選べるので業者主導になりにくい

また、現在の法人における電力会社の切り替えの非常に大きな特徴は、エリアを跨いで切り替えを進められることでしょう。法人にとって業者が選べる前提になったことで、電力会社の切り替えも決して業者主導にはなりえない時代となったのです。

さらに、新電力と呼ばれる新規参入の電力会社が増えたことで従来の電力会社は上から目線での勧誘ができなくなり、むしろ経済的なメリットを提案できなければ顧客からの選択肢にもなりえないという状況になっています。

これにより、電力会社の切り替えは年が進むにつれて、よりスムーズに手続きが行われやすくなるでしょう。

法人にとって電力会社の切り替えのベストタイミング

カレンダー

しかし、今回説明していくのは法人にとって非常に重要な切り替えのタイミングになります。

つまり切り替えというのは、その場所で法人が電力を使ってきて費用的に割に合わないからこそ進めるものであり、逆に言えば割に合わないということ自体をまず知ることができなければ意味がないといえるでしょう。

そうすると、法人が電力会社の切り替えを進めるのであればいつにすべきなのでしょうか?

引っ越し後は最低でも1年後でなければ切り替えもしにくい!

法人は特定の場所で営業を1年以上続けているのであれば、基本的に電力会社の切り替えはいつでも問題ありません。

つまり、その場所に引っ越してきて1年に満たない法人になりますと、電気代の費用対効果が見いだせていないところがかなり多くなります。そのため、この状態で仮に新電力への切り替えを進めたとしても却って経費として高くなる可能性もあるのです。

電気代なんて同じエリアであればそう変わらないと思うかもしれませんが、肝心なのはその時点での電気代よりも一定期間内における電力の消費パターンになります。それを掴むことができれば、切り替え後にスムーズに電気代が削減できることが多くなるでしょう。

引っ越し1年経過することで得られる切り替えの利点とは?

電卓

もちろん、法人が引っ越しして期間に関係なく電力会社の切り替えは自由なのですが、それでも1年が過ぎてからの切り替えがより多くの利点があることを知っておきましょう。

ここでは、引っ越し一年後に時間を掛けて、結果的に自身に合った電力会社を選ぶことができる利点とその理由などを検証していきます。

新電力を含めた色んな供電元から正確な見積もりが得られる

法人がその工場もしくはオフィスで電力を使い続けることは、それだけ電力消費に関する情報を蓄積できることを意味します。

つまり、1年を通して消費することは季節ごとの電力消費も明白ですので、新電力などからの切り替え後の効果見積もりはより正確なものが得られることは間違いありません。

法人での電力消費情報が充実していればいるほど、多くの新電力が見積もり提供を希望するようになりますので法人側にとって理想的な条件下での切り替えがよりスムーズに実現されるようになるでしょう。

もちろん、拠点のあるエリアから離れている新電力であっても問題ありません。いろんな業者向けに交渉が有利になるように、見積もりは取っても取りすぎることはないのです。

消費電力の傾向をについて自身で分析を確実に進められる

実は電力会社の切り替えがたとえ引っ越し1年後であっても、1年経過する前から消費電力の状況分析をオンタイムに進めることは非常に重要なことです。

1年経ってからでも分析は遅くないという意見もありますが、1年経過する前に消費の傾向を把握することはそれだけ1年経過後すぐに見積もりを取れるスピードが速くなることを意味します。

また、1年という期間内に確実に分析を進められることは、電力会社の一方的な見積もりを受け入れないための判断力も早く身に着くことになるのです。1年間電力を消費するだけでなく、このように意識づけすれば法人としての分析力もその1年で培うことができるでしょう。

法人の引っ越し1年後の電力会社切り替えは業者にもチャンス

打ち合わせ

これまで、引っ越し後1年における切り替えのメリットを述べてきましたが、実際のところ安い電力を提供する立場の新電力にもメリットがあることをご存知ですか?

実際のところ、多くの法人にて引っ越し後1年が最も電力会社を変えやすい傾向が出てきつつあります。法人向けの電力自由化は比較的前から始まっていますが、1年スパンで切り替えを考慮することも少なくないのです。

これにより、1年ごとの区切りは新電力にとっても大きなビジネスチャンスと言い換えられるでしょう。

明確な削減効果が得られることが多いので固定顧客がつく

特に新電力は従来の大手企業よりも安く見積もることは当然で、また電気代の削減効果も明確に現れることが多い訳です。このため、正確な見積もりを出して切り替えたその1年で成功した新電力は、一気に良質な固定客がつきやすくなるのは言うまでもありません。

大手電力会社は新電力よりも安い電気代を提示できないことがかなり多く、純粋に電気代の高さを改善する目的であれば大手電力は不利な立場になりがちです。

また、切り替え年度にて満足できる結果を顧客に残すことができれば、一般的に頻繁に切り替えをしない法人も少なくないでしょう。そのため、引っ越し1年後のタイミングほど新電力が力を入れる時期はそれほど多くないといえます。

特定エリアで1つの顧客がつけば連鎖的に顧客も増える

さらに、新電力としては引っ越し後1年のタイミングの法人に対してはまた違った期待も膨らみます。それが、本来切り替え実績を持っていなかったエリアに新顧客を作れるチャンスです。

引っ越し1年後の法人は、エリアを問わずに切り替えを模索することも非常に多く、新電力側も切り替えに1つでも成功すると評判の良さでその地場法人にも連鎖的に顧客が増えるケースもあるでしょう。

よって、法人における引っ越し1年後の切り替えメリットと新電力側におけるビジネスニーズはこの点を見ても高く一致することも明らかと言えます。