工場

水銀灯の電気代はどうやって算出するの?

水銀灯の電気代は、水銀灯の消費電力と使用時間、ご利用の電力会社の電力量料金単価を調べ、以下の計算式に当てはめることで計算できます。

消費電力(W)×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)

水銀灯の消費電力により、結果は大きく異なりますので、今回は消費電力ごとにシミュレーションして電気代を計算していきます。

水銀灯の消費電力はどれくらい?

電球

水銀灯の消費電力は、照らす範囲や水銀灯自体の大きさにより大きな幅があります。

よく使われている水銀灯には、以下の消費電力のものがあります。

  • 300W
  • 400W
  • 700W
  • 1000W
  • 1500W
  • 2000W

これらそれぞれの水銀灯タイプについて、1日に10時間照明を使った際、消費電力量がどうなるのか計算してみました。

300W
1日の消費電力量300W×10h=3000Wh=3kWh
1ヶ月の消費電力量3kWh×30=90kWh
400W
1日の消費電力量400W×10h=4000Wh=4kWh
1ヶ月の消費電力量4kWh×30=120kWh
700W
1日の消費電力量700W×10h=7000Wh=7kWh
1ヶ月の消費電力量7kWh×30=210kWh
1000W
1日の消費電力量1000W×10h=10000Wh=10kWh
1ヶ月の消費電力量10kWh×30=300kWh
1500W
1日の消費電力量1500W×10h=15000Wh=15kWh
1ヶ月の消費電力量15kWh×30=450kW
2000W
1日の消費電力量2000W×10h=20000Wh=20kWh
1ヶ月の消費電力量20kWh×30=600kWh

いかがでしたでしょうか。

消費電力がわかると、当たり前のことではありますが、水銀灯の種類によりずいぶん1ヶ月の消費電力量に開きがあることがわかりますね。

次に、実際に電力量料金単価をあてはめて計算してみた結果をご紹介します。

実際に電気代を計算してみた結果は?

電気の計算

先ほど計算した300~2000Wの水銀灯の1ヶ月の消費電力量と、電力量料金単価27.0円/kWh(新電力の目安単価を参考にしています)を使って、実際にどれくらいの電気代がかかるのかを計算してみました。

・300Wタイプの1ヶ月の電気代

1ヶ月の電気代90kWh×27.0円/kWh=2,430円

300Wタイプの水銀灯は、1ヶ月に2,430円電気代がかかります。

・400Wタイプの1ヶ月の電気代

1ヶ月の電気代120kWh×27.0円/kWh=3,240円

400Wタイプの水銀灯は、1ヶ月に3,240円電気代がかかります。

・700Wタイプの1ヶ月の電気代

1ヶ月の電気代210kWh×27.0円/kWh=5,670円

700Wタイプの水銀灯は、1ヶ月に5,670円電気代がかかります。

・1000Wタイプの1ヶ月の電気代

1ヶ月の電気代300kWh×27.0円/kWh=8,100円

1000Wタイプの水銀灯は、1ヶ月に8,100円電気代がかかります。

・1500Wタイプの1ヶ月の電気代

1ヶ月の電気代450kWh×27.0円/kWh=12,150円

1500Wタイプの水銀灯は、1ヶ月に12,150円電気代がかかります。

・2000Wタイプの1ヶ月の電気代

1ヶ月の電気代600kWh×27.0円/kWh=16,200円

2000Wタイプの水銀灯は、1ヶ月に16,200円電気代がかかります。

実際に計算してみると、やはり出力の大きい、電力をたくさん消費する水銀灯は電気代が1万円代を超えるなど、電気代の高さが目立ちますね。

そもそも水銀灯ってどんな電気なの?

倉庫

普段使っていても、水銀灯がそもそもどういった特徴のあるランプなのかを知らない方のために、水銀灯についてご説明します。

水銀灯は、「高輝度放電灯」という正式名称があるランプで、実際に明かりとして使用するには「安定器」という、ランプに流れる電流を調整するための機器が必要です。

工場や倉庫では最もよく使用されているランプで、水銀蒸気中で起こる放電による発光を照明として使用していることから、「水銀灯」と呼ばれます。

消費電力は40~2000Wと様々ですが、最もよく使われるのは400〜1000Wの消費電力のものです。

照明の印象としてはやや緑がかっていることから、暗めの印象を受けます。

寿命は10,000時間前後が一般的です。

水銀灯からコストダウンする方法

5810

水銀灯から照明をコストダウンさせる方法としては、

  • 照明の間引き
  • よりコストパフォーマンスの良い照明への取り替え

が効果的ですが、倉庫などでは入っている商品が見づらいと作業効率が落ちてしまいますので、コストパフォーマンスの良い照明機器への切り替えがおすすめです。

例えば、LED照明は水銀灯の4倍もの寿命がある上、400Wの水銀灯に相当する照明の消費電力は130Wと3分の1以下です。

つまり、今まで照明の電気代に30万円かかっていたところが、LEDに変えるだけで10万円にコストダウンできるということですね。

もちろん、初期投資はありますが、長時間大量のランプをつけ続けているような環境であれば、LED照明などのエコ照明への切り替えがおすすめです。

技術の進歩でコストダウン可能に

現代において、水銀灯は業務用の倉庫や店舗などで活躍しているランプで、今や無くてはならないとも言えますが、近年の技術革新により、水銀灯に匹敵する明るさがあっても、消費電力が低いランプも開発されています。

今後、より「エコ」な照明の研究は続けられ、より良い製品が安く出回る時代になることが予想だれますので、もし長期にわたって昔からの照明技術を使い続けている場合には、買い替えの際に一度「最新」の設備を検討してみてくださいね。