高圧ケーブル

高圧ケーブルとは、電力会社が所有する配電線と構内配線が接続される場所から、需要家が所有するキュービクルと呼ばれる高圧用の電気設備に接続するのに使用されている電線のことです。

高圧ケーブルには様々な種類がありますが、主に高圧用のCVケーブルのことを高圧ケーブルと呼んでいます。このCVケーブルは、正式には「架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル」と言います。

こちらでは、高圧ケーブルの役割や安全な運用方法について解説します。

高圧ケーブルには重要な役割がある

電線

高圧ケーブルは、業種に関係無く数多くの建物や施設で、送電や配線のために一般的に使われているケーブルです。

需要家が設置する高圧受電設備であるキュービクルから、高圧キャビネットなどへの配線時にも高圧ケーブルが使用されます。この高圧キャビネットは「ピラーボックス」とも呼ばれる、電力会社と需要家の責任分界点となる「断路器」を入れるキャビネットのことです。

⇒高圧電気設備2種の特徴と注意点について

高圧ケーブルは国際的にも活躍している!

高圧ケーブルと聞くと、電気の供給だけをイメージされるかと思います。しかし、実は海を超えて遠く離れた場所へのデータ送信にも使われているのです。

陸と陸を海底で結び、国内だけではなく国際間で非常に役立っています。

従来の高圧ケーブルでは、海底で発生する様々な自然現象に耐えることが出来ず、破損や送電不能の事態が頻繁に起こっていました。

しかし高圧ケーブルの進化により、防水性に優れているのはもちろんのこと、水圧や海底地震にも耐えられる強度を持つようになっています。

このように、高圧ケーブルは個人宅から国際間まで幅広く重要視されているのです。

高圧ケーブルのトラブルによる波及事故を防ぐためには

高圧電力のキャビネット

「波及事故」とは、キュービクルを含む高圧受電設備などで発生した事故が原因となり、配電線から近隣地域に停電の被害を与えてしまう事故のことを言います。

2011年の東日本大震災により、国策の一貫として計画停電が行われましたが、これは事前準備が整っていたことから特に大きなトラブルに発展することはありませんでした。

しかし波及事故の場合、突然の停電となるため、人命に関わる大事故を引き起こしてしまう可能性があります。

1980年以前に作られた高圧ケーブルは検査が必要

高圧ケーブルは対候性が強いため、屋外での露出配線をする際にも適しているのですが、水に対して弱いという欠点があります。しかし、現段階で発売されている高圧ケーブルは水に対しての耐久性が大幅に向上しているため、そこまで気にする必要はありません。

ただし1980年以前に作られている高圧ケーブルは水に弱いです。さらに水トリー現象という劣化現象が発生することで、全国でケーブル事故が多発しています。

高圧ケーブルが原因の事故が発生すると、波及事故にまで繋がってしまうリスクも一気に高まります。

もし1980年以前に作られた高圧ケーブルを今現在でも使っている場合には、きちんと絶縁抵抗値の測定検査を実施し、高圧ケーブルが今どのような状態になっているのかを調べる必要があります。

高圧ケーブルのメンテナンスや交換で波及事故を防ぐ

配電用変電所から送られてくる電気は、一世帯だけに供給しているのではなく、1000を超える住宅や施設に供給されています。

施設の中には、電気の供給が停止してしまうことで大事故に繋がる可能性がある病院が含まれているケースもあります。

万が一、キュービクルが原因で波及事故が発生してしまった場合には、配電用変電所から供給されているあらゆる住宅や施設の電気を止めてしまうことになります。

落雷や地震などが原因で高圧ケーブルにトラブルが生じ停電を起こしてしまった場合には、電力会社が責任を持って対応してくれます。しかし、キュービクルが原因となると、それを管理している需要家の責任問題になることがあります。

このことから、事故を起こさないためにも高圧ケーブルのメンテナンスや交換は必要不可欠なのです。

高圧ケーブルの交換時期と張替工事について

高圧電力設備の点検

電気の安定供給に重要な高圧ケーブルですから、交換時期が来たらなるべく早くに張替工事を行う必要があります。

2016年10月12日に発生した東京電力の大停電は、OFケーブルという古い高圧ケーブルの劣化によって起こった事故です。交換時期を経過していたのにも関わらず、張替工事を行わなかったことが原因です。ここでは、高圧ケーブルの交換時期と張替工事について詳しくご説明していきます。

高圧ケーブルの交換時期

高圧ケーブルの交換時期は、室内に配線しているケースと屋外に配線しているケースとで、おおよその交換時期が異なります。

室内の場合は、天候に左右されることが無いため、高圧ケーブルの劣化が遅く、概ね20〜30年程度となります。ただし水に濡れる環境の場合には、もっと早くなりますのでご注意ください。

次に屋外に設置しているケースですが、こちらは15〜20年程度と、室内に配線している場合よりも短くなります。この交換時期は推奨される時期の目安であり、使用環境によって交換時期が変わってきますので注意が必要です。

高圧ケーブルの張替工事の2種類の手順

まず高圧ケーブルが現状どのような状態になっているのかを確認する方法として、絶縁抵抗値の測定が必要不可欠です。その後交換するべきかを判断します。

もし交換する必要があると判断された場合には、下記の2通りの施工方法から張替工事を行うこととなります。

1.既設配管をそのまま活用する「既設配管流用」

2.配管を新しく設置する「配管新設工事」

当然のことですが、既設の配管をそのまま使用する1の方が、張替工事費用は安く抑えることが出来ます。

ただし、高圧ケーブルの被膜部分にはゴム材が使われているため、長期に渡って高温の状況下にあると高圧ケーブルの被膜が溶け始め、配管部分にくっついてしまうトラブルが生じることがあります。

このトラブルが生じると、人の力を使って配管部分から高圧ケーブルを引き抜くことが出来なくなってしまいます。そうなると1が適用されていたとしても、費用のかかる2の配管新設工事を行わなければいけなくなります。

どちらの張替工事が行われるかは、そう簡単に判断することが出来るものではありません。張替工事の前に慎重な調査を実施しなければいけません。

高圧の太陽光発電の場合、高圧ケーブルの安全な運用が大切!

太陽光発電

近年、太陽光発電を導入する企業やご家庭が急増してきていますが、実は太陽光発電と高圧ケーブルは大きな関係性を持っています。低圧の太陽光発電なら気にする必要はありませんが、もし高圧の太陽光発電を導入する場合には高圧ケーブルは非常に重要な存在となります。

太陽光発電の導入には、初期費用として莫大なお金がかかります。つまり高圧ケーブルのトラブルにより売電が出来なくなってしまうと、その初期費用の回収ができず、太陽光発電による収益に多大なる損害を与えてしまうことになるのです。

耐久性のある高圧ケーブルを選択する事

太陽光発電をしっかり稼働させるためにも、耐久性のある高圧ケーブルを設置する必要があります。

実際に高圧ケーブルが機能しなくなってから交換工事をするのでは、費用も時間もかかり無駄が生じます。太陽光発電を導入する際に、質の良い高効率の高圧ケーブルを選ばなければいけません。

これは何も売電が出来なくなるトラブルを軽減するだけではありません。高圧ケーブルの質が悪いと、太陽光発電で作った電気に無駄が生じ、売電を効率よく進めることが出来なくなるのです。

高効率の高圧ケーブルの価格は高いですが、長い目で見れば収益の安定化に貢献することでしょう。

今回は高圧ケーブルについて様々なお役立ち情報を書かせていただきました。

高圧ケーブルを設置している施設や工場では、少しでもトラブルを回避出来るよう、一度メンテナンスの大切さを再認識してみることをオススメします。

高圧ケーブルを安全に運用して事故を防ぎ、電気料金プランの見直しでコストを削減!

高圧ケーブルのメンテナンスや交換をすることで、波及事故のリスクを回避することが非常に大切だということが分かりました。
高圧電力の安全な運用も非常に大切ですが、莫大な電気代がかかる高圧電力だからこそ、よりお得な料金プランに設定しておくことも大切です。
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オフィスに掛かるコストとして、電気代もできるだけ削減しましょう!

家賃やメンテナンス費など、オフィスに掛かるコストはできるだけ削減したいものですが、アクセス性も考慮して最適な物件を選ぶようにしましょう。
また、オフィスで発生するコストとして気になるのは、電気代ですよね。電力会社の切り替えで、大幅に電気代を削減できたケースもあります。

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