「電力オークション」で法人の電気料金大幅削減?! 一括見積りとの違いと使い分け
毎月発生する電気代を削減したい、CO2を削減して高い環境評価を獲得したい企業様も多いでしょう。そんな企業様におすすめなのが電力会社の変更です。
電力会社を個人・法人問わずに乗り換えられる現代。「電力オークション」や「一括見積りサービス」などの仲介サービス経由することで、既存の電力会社より安い料金体系、環境にも配慮されたプランに乗り換えられます。
この記事では現在注目を集めている「電力オークション」についてを解説。メリットやデメリット、広く知られている一括見積りサービスとの違いを徹底比較します。
電力オークションとは
電力のオークションというと、イメージがつきづらいでしょうが、仕組み自体は至ってシンプルです。
新しい電力会社を探している企業様と、新規顧客を獲得したい電力会社をマッチングするという仲介サービスです。
電力オークションの特徴と仕組み
電力オークションも含め、ほとんどの仲介サービスは無料で利用できます。その理由は、乗り換え先の電力会社から手数料を営業費用として受け取っているからとされています。
仕組みは、逆オークション(リバースオークション)形式です。
逆オークション形式とは、案件受注を狙って入札価格がドンドン安くなっていくタイプのオークションです。通常のオークションでは、商品に対して複数の顧客が購入金額を提示し、入札価格が高くなっていくのが特徴です。
逆オークションは「安い電力会社と契約したい」という企業様の要望に答えて、電力会社が安い電気料金プランを提示していくという流れになります。
電力オークション4つの強み
現存するオークションサイトを利用する利点は、以下4つとなります。
- オークションというシステム上、競争性が高い。相場よりも安い料金で契約しやすい
- 人を介さずWEBシステム上で完結。公平性・透明性が高い
- 電力会社とのチャットサービスが用意されているため、担当者への相談もできる
- CO2削減など環境への配慮したプランも対応
利用するオークションサイトによっては、システムの仕様などが異なる恐れがありますので、注意しましょう。
電力会社を切り替えるまでの流れ
詳細なフローはサービスごとに違うでしょうが、電力オークションにおける一般的な契約までの流れは以下の通りです。
- サイト登録
- 1年分の電気料金明細を登録
- オークション結果を確認
- 最安置の会社に切り替える
担当者様が自力で電力会社を選ぶとなると、各企業への問い合わせ対応やプランの比較など、時間と労力の双方がかかります。しかし電力オークションのような仲介サービスを経由することで、乗り換えの手間を格段に削減できます。一括見積りの手続きとそれほど変わらないですね。
電力オークションの注意点
電力オークションを使う前に、注意点やリスクも把握しておきましょう。
①価格が安定しない
オークションという仕組み上、企業間で提示した料金や、オークションの進行・流れしだいで料金は良くも悪くも変動します。
仮にまったく同じ条件下で申し込んだとしても、実際の価格はケースバイケース。本当はもっと安くなるパターンでも、大して安くならない恐れがあります。
②電力需要しだいで入札価格が釣り上がる
猛暑や真冬、非常事態などで電力需要が高騰すると、入札価格が一定ではない電力オークションの場合、参加している電力会社側が需要に合わせて、料金体系を高めに設定するリスクがあります。
対して一括見積りでは、プランの反映までは電力会社がいったん受け止めるため、相場の急騰には強いのが特徴です。
一括見積りサービスとの比較
大変便利な電力オークションですが、既存の仲介サービスである一括見積りサービスとは、どのような違いがあり、どちらが優れているのでしょうか?
双方のメリットを比較してみました。
電力オークションのメリット
①競争性が高い
オークション形式では競りが可視化されるため、各社が競い合い、通常より安い料金になる可能性が高いです。
一括見積りサービスも、他社より少しでも安く、契約されやすいようにとプランを練って提示してきた提案を比較できます。しかし、他社の料金はわからないため、競争は発生しづらいというのが、一般的な見解です。
ただ、オークションは競合他社の価格を良くも悪くも把握できます。つまり、本来ならもっと安くできるケースでも、料金を調整して他社より少しだけ安いプランを提示する、劇的に安くならないなどの恐れがあります。
対して一括見積りの場合、他社の価格が分からないからこそ、他社よりも大幅に安い料金を提示するのが基本ですので、実際問題どちらを使ったほうが安くなるかは微妙なラインです。
電力オークションと一括見積りのどちらも無料で利用できるため、両サービスを使って見積もりを取得、提示された金額を比較すべきでしょう。
②多くの電力会社を比較できる
一括見積りサービスの場合、一度に比較できる企業の数は5社程度が一般的です。対して現存する電力オークションでは、一度に7~10社程度の電力会社を比較できます。
オークションという競争市場のため、比較できる電力会社が多い方が、安価な契約になる可能性があります。
③複数社とやり取りする必要がない
通常の一括見積りサービスの場合、複数社から立て続けに連絡が来るため、やり取りが大変です。(スイッチビズは専任の担当者が間に立つため、複数の電力会社とのやり取りは不要です。)
しかし既存の電力オークションは、オークションサービスが仲介に入るため、基本的なやり取りはオークションの担当者だけで済みます。
一括見積りサービスのメリット
①迅速に見積もりや相場費用を取得できる
オークションというシステム上、ある程度日数を設ける必要があります。そのため、すぐに費用などを知りたい方には不向きです。
対して一括見積りサイトなら、オークションのような日数を設けることはないため、スムーズな見積もり取得が期待できます。
②難しい条件にも対応できる
「電気料金の値下げやCO2を削減したい」「ただし、確かな実績がある企業以外はNG」など、単純な料金など数値上の安さだけでなく、さまざまな条件を考慮した上で判断したい企業様も多いでしょう。
その際は、各社の詳細なプラン情報を比較できる一括見積りの方が適しています。
一括見積りに対応している当サイトでは、専門の電力コンサルタントがついているため、企業様のデリケートな条件にも対応可能です。スイッチビズ以外でお断りされた案件でも乗り換えに成功した実績があります。
削減事例と削減率を比較
一括見積りとオークションの削除事例と削減率を紹介します。
オークションサイト
全体の削減率は、10~35%ほどが一般的です。
・オフィスビルの削減事例
削減率 | 11.6% |
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年間6,085万円の電気代を、-707万円削減。
・工場の削減事例
削減率 | 26.6% |
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年間4,500万円の電気代を、-1,197万円削減。
一括見積りサイト
一括見積りの全体削減率も、電力オークションと同じく10~35%ほどが一般的です。
・福祉施設の削減事例
削減率 | 14.9% |
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年間445万円の電気代を、-68万円削減。
・電池工場の削減事例
削減率 | 30% |
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年間72万円の電気代を、-21万円削減。
ただ、実際にどこまで削減できるかは、現在契約しているプランや新規契約する電力会社の料金体系しだいです。現に、当サイトでは最大52%もの電力コスト削減事例が存在します。
どこまで削減できるのか、まずは申し込んでみてください。
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大変便利な電力オークションですが、既存の一括見積りサービスも負けていません。特に当サイト「スイッチビズ」では、専門のコンサルタント経由で電力会社の見積もりをご提示するため、既存の一括見積りサービスのデメリットを克服しています。
オークションサイトと一括見積りサイトは、どちらも無料で利用できるため、迷ったら同時に申し込んでみるのもおすすめです。仲介サービスを賢く利用して、ぜひともお得な電力会社に乗り換えてください。