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経済産業省の発表によると、高圧分野における新電力のシェアは2018年3月時点で15%を超えています。北海道から沖縄までほぼすべての地域で切り替え率が15%を超え、特別高圧における新電力のシェアも10%以内で推移しています。

従来よりも安い電気料金、100%再生可能エネルギー由来の電気料金プランが続々と登場し、今後も高圧・特別高圧の法人向け電力の切り替えは進むことでしょう。

2019年最新の高圧分野における販売量シェアをご紹介します。

高圧電力向け新電力シェアランキングTOP10社

高圧電力向けの新電力を対象にシェアをランキング化。販売量のTOP10をご紹介します。

新電力事業者名 販売量(千kWh) シェア(%)
エネット 4,194,401 12.6
F-Power(エフパワー) 3,912,802 11.8
丸紅新電力 1,716,111 5.2
JXTGエネルギー 1,350,084 4.1
エナリスPM 1,312,794 4.0
オリックス 1,198,741 3.6
ウエスト電力 1,020,575 3.1
日本テクノ 938,925 2.8
イーレックス 919,818 2.8
ミツウロコグリーンエネルギー 772,795 2.3

※2018年7月〜2018年12月までの半年間の総販売量(経済産業省資源エネルギー庁)

企業向け電力をどう選ぶべきか? 高圧向け独自サービス競争も

新電力とは、特定規模電気事業者(通称:PPS)の呼び方が改まったものです。2000年に法人向け高圧・特別高圧の電力自由化がスタートして以来、新電力会社の参入と販売量、シェアは徐々に拡大。2018年には全体の16.4%にまで至るほど成長してきました。(電力調査統計より)

新電力会社の販売量シェアが高いという事は、電気を安定的に安く提供できている企業とも言えます。切り替え先を決める際の検討材料の1つにしてみてはどうでしょうか。

同時に激化するサービス競争により、これからさらにお得な電力供給が可能になるでしょう。競争の範囲は電気の単価だけではなく、省エネに関する総合的な相談や提案、電力会社によってはクレジットカード決済やポイント還元サービスの提供も行われています。

とくにクレジットカード決済は、電気料金の削減効果とポイント資産の獲得、経理処理の簡略化で総合的なコスト減が見込めます。新電力での取扱いケースが増加傾向にありますので、大手以外にも目を向けてみることをおすすめします。

とくに東京近郊の地域では異業からの新電力参入が目立ちます。これから先も新電力各社の競争が激化していくだろうと予想されます。

ここからは、新電力の中でも大手と呼べるトップ10の事業者について紹介していきます。

エネット

販売量 4,194,401
シェア 12.6%

数え切れないほどの参入者がいる新電力(PPS)業界で、圧倒的とも言える存在感を示しているのが「株式会社エネット」です。比較的新しく電力市場に参入した後、これまでシェアを独占していた大手電力会社に代わるほどスピーディに勢力を伸ばしている新電力なのです。

株式会社エネットが新電力業界へ参入するにあたり、共同出資を行ったのが「NTTファシリティーズ」「東京ガス」「大阪ガス」の大手企業3社です。

日本を代表するエネルギー大手会社の2社が保持しているものも含めて、150箇所以上の広域な独自電源の確保を実現。通信大手のNTTファシリティーズが手掛けるエネルギー利用の最適化支援により、自治体や企業などを中心に電気料金を削減しています。

F-Power(エフパワー)

販売量 3,912,802
シェア 11.8%

新電力業者の一つ「株式会社F-Power」は、ESCO事業者の株式会社ファーストエスコが前身会社となります。

2009年、株式会社ファーストエスコで取り扱っていた電力供給部門を切り離す形を図り、投資ファンド事業を営む運営会社「IDIインフラストラクチャーズ」に買収され設立されることになりました。

F-Powerにおいては、同年特定規模電気事業者である「PPS」に登録をしており、電力の売買はもちろんのこと、電力の仲介業務や発電業務、電力供給業務、そして熱エネルギー供給業務などと幅広く展開しています。

シェア10%を超えるエネットとF-Powerが2トップといった情勢です。

丸紅新電力

販売量 1,716,111
シェア 5.2%

電力小売が自由化されたことにより、商社も次々と新電力として参入しています。中でも丸紅は世界23カ国で電力供給体制を構築しており、日本総合商社としては最大級の12,285MW(2017年12月現在)を誇ります。

JXTGエネルギー

販売量 1,350,084
シェア 4.1%

JXTGエネルギーの電力販売事業は2003年から参入しており、大手電力会社の東京電力と関西電力のエリア内で、主に企業向けて電力の販売をしています。

JXTGエネルギーの強みは、燃料を採掘することから精製まで全てにおいて自社で完結させるところにあります。

この安定性によって他社との差別化に成功しており、企業も積極的に導入を進めています。

エナリス・パワー・マーケティング

販売量 1,312,794
シェア 4.0%

エナリスグループのノウハウとリレーションを活かして2010年11月に設立。需要家のエネルギーマネジメント、電力事業者向けコンサルティングなどのサービスの提供を目的としています。

全国展開する大規模事業所から、地域の小規模事業所まで、全国に支援実績があります。

KDDIグループの電力仕入れによるスケールメリットを活かして安価な提供を可能にしているほか、法人需要家の電気に関する課題を解決する「エネルギーエージェントサービス」による電気料金削減サービスを提供しています。

オリックス

販売量 1,198,741
シェア 3.6%

様々な事業を展開する総合リース企業大手のオリックスも、新電力事業の可能性に目をつけ、この事業への投資額を増やしています。地球温暖化対策が世界的に急務となっている現在、オリックスは風力発電や太陽光発電システムを積極的に展開しています。

日本で電力自由化が始まってからというもの、オリックスの投資スピードは業界でも注目を集めてきています。地球環境を考えての新電力への参入は、オリックスの今後のさらなる成長に拍車をかけることでしょう。

マンションで高圧一括受電サービスを行う子会社のオリックス電力は、関西電力の連結子会社の「Next Power株式会社」になりましたが、オリックスが新電力事業から撤退したという事実はありません。高圧電力のプランを依然として提供しています。

ウエスト電力

販売量 1,020,675
シェア 3.1%

ウエスト電力は、電力販売、施設の青衣中、発電所の設計・施工、発電所の保守・管理を担う総合エネルギーマネジメント「ウエストグループ」の新電力企業です。

これまで商業施設、オフィスビル、病院などの電力を大量に消費する施設に、新電力への切り替え+省エネのサービス「WEP-10%」を展開、抜本的な電気料金削減の提案を行ってきました。

グループ企業の「ウエストエネルギーソリューション」では日本初の水上メガソーラーを建設しました。

日本テクノ

販売量 1,477,023
シェア 3.67%

日本テクノは途上国で水や環境に貢献するコンサルタント企業で、新電力事業に参入したのは2007年のこと。2009年から関東エリアを中心に電力販売事業を拡大しています。

注目は2012年から稼働している「日本テクノ袖ケ浦グリーンパワー」という火力発電所で、約11万kWという非常に大きな出力を実現しています。新潟県上越市でも発電所の計画が進んでおり、こちらは7万kW相当の規模となる予定です。

イーレックス

販売量 919,818
シェア 2.8%

2000年から特別高圧の電力事業を開始した老舗の新電力会社です。当初は九州地区、関東地区で電力販売していましたが、徐々に提供範囲が拡大して、2018年にはイーレックスグループとして日本全国をカバーしています。

今後は6発電所で約250MWの発電を計画しているそうです。

ミツウロコグリーンエネルギー

自然への負担の少ない風力発電、そして最近世界的に注目を集めるバイオマス発電を主に展開しているのがミツウロコグリーンエネルギーです。社会貢献をしつつ事業の成功を目指している新規参入新電力会社です。

新電力事業に対しては積極的な投資を行っており、地球に優しい電気を供給しています。

その他高圧電力向け新電力一覧

風力発電所

ここからは、高圧契約の法人向け新電力の中でも中堅企業の上位30社を一覧にしてご紹介していきます。近年の販売量も一緒にチェックし、どの程度の規模をもつ企業なのか参考にしてください。

新電力事業者名 販売量(千kWh)
サミットエナジー 728,441
昭和シェル石油 689,128
ダイヤモンドパワー 636,880
シン・エナジー 604,354
関電エネルギーソリューション 593,456
伊藤忠エネクス 588,135
王子・伊藤忠エネクス電力販売 583,789
エネサーブ 552,811
大和ハウス工業 529,849
リコージャパン 486,654
パネイル 450,495
エフビットコミュニケーションズ 447,690
新出光 397,384
東海電力 390,899
シナジアパワー 324,570
MCリテールエナジー(株) 272,271
アイ・グリッド・ソリューションズ 261,377
鈴与商事 247,062
Looop 241,431
出光グリーンパワー 234,765
グローバルエンジニアリング 233,171
新日鉄住金エンジニアリング 231,066
中央電力エナジー 224,305
アーバンエナジー 224,305
東急パワーサプライ 208,623
リミックスポイント 208,623
 北海道瓦斯 172,588
 HTBエナジー 170,378
地球クラブ 167,850
楽天 166,432

※2018年7月〜2018年12月までの半年間の総販売量(経済産業省資源エネルギー庁)

まだまだこのページではご紹介できないほど、数多くの新電力企業があります。

高圧 法人向け電力会社の選び方は?

電力の切り替えを判断する最大のポイントは「電気コストの削減量」です。いくつかの企業で見積もりを取り、比較しなければ、最良の事業者を見分けることは困難でしょう。1社ずつ連絡して見積もり依頼、値下げ交渉を行うのもおすすめできません。各社独自の割引やサービスなどがあり、なにより非常な手間と時間が掛かります。

複数社から一括で見積りをとるサービスを活用することで、電気料金の削減幅が大きくなり、面倒なやり取りをスピーディに行うことが可能です。

スイッチビズの見積もりサービスは、たった2分の入力と電気の明細書で新電力・大手電力の見積りを取得できる無料サービスです。複数の電力会社を比べて、最も良いプランをお選びいただけます。ぜひご利用ください。