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毎月見ている電気料金の明細書の中に、「力率割引・割増」という項目を見かけたことがありませんか?電気代の割引が受けられるなら電気代削減に役立てたいですし、割増しになるなら改善していかなければいけません。
まずは「力率」がどのようなものなのかをしっかりと理解し、その上でどうすればいくらの割引が受けられるのか、どんなときにいくら割増しになってしまうのか、具体的な金額や条件を確認していきましょう。
力率の仕組み、条件、金額と電気代削減のためにできる対策についてご紹介していきます。

「力率」っていったい何?そもそもの仕組みを理解しよう

 

力率とは、ある機器を動かすために発電所から送り出された電力のうち、実際に使われた電力の割合を指します。「電力=電圧×電流」となっており、電圧と電流が同時に働くときに電力が生まれる仕組みです。

理論上は、電圧と電流が同じ力で同じ量だけ働けば、電力は一切の無駄なく使われるので、力率は100%になります。

 

しかし、実際には発電所から送られた電力は出力が大きいため、必ず途中で変圧されます。電流は変圧器などの機器類を通って変圧されるため、電圧との間にタイムラグができてしまうのです。そうなると電圧と電流は、同じ力で同じ量だけ働くことができません。電力に無駄ができてしまうため、すべてを有効活用できずに力率は100%以下になってしまいます。

 

無駄になった電力は「無効電力」と呼ばれ、発電所と機器の間を行き来しているだけで、使われることはありません。本来ならば、せっかく発電した電力ですから、電力会社にとっては無効電力が少ないほうが好都合ですよね。しかし、電圧の上昇リスクを防ぐため、無効電力を0にすることはできず、力率100%を実現させることはできないのです。

 

力率の割引・割増しとは?

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前述の通り、電力会社にとっては力率が100%に近いほうが無駄なく効率よく電力を使えます。このことをふまえて、力率割引・割増について、低圧と高圧それぞれ見ていきましょう。

 

低圧の場合

力率85%を基準として、以下の割引・割増率が適用されます。

【力率割引・割増(低圧)】

力率 基本料金の割引・割増率
85%を上回る 5%割引
85%を下回る 5%割増

力率は使用している電気機器に基づいて決定されます。

 

高圧・特別高圧の場合

低圧と同様、力率85%を基準として、以下の割引・割増率が適用されます。

 

【力率割引・割増(高圧・特別高圧)】

力率 基本料金の割引・割増率
85%を上回る1%につき 1%割引
85%を下回る1%につき 1%割増

力率は、メーターで測定した8時~22時の有効電力量と無効電力量をもとに、月毎に決定されます。

 

力率割引でどのくらい電気代を削減できるのか?

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では、実際にどのくらいの電気代が削減できるのか、具体的な金額を見ていきましょう。

力率の計算が複雑な高圧の電気代の例を紹介します。
「中部電力・高圧プランL・契約電力150kW・使用電力量20,000kWh(夏季)」の場合、力率ごとの電気代は以下の通りです。

【力率比較 中部電力・高圧プランL・契約電力150kW】

力率85% 力率90% 力率95%
基本料金 188,691円 179,256円 169,821円
電力量料金 357,200円 357,200円 357,200円
1カ月の電気代 545,891円 536,456円 527,021円
では、割引のない力率85%と比較してみましょう。

5%力率を改善して90%になると、月9,435円電気代が安くなり、年間では113,220円も節約できます。

10%力率を改善して95%になった場合は、月18,870円電気代が安くなり、年間で226,440円節約できる計算になります。

電力使用量が多くなるほど、力率改善による割引額は大きくなりますので、 電気代節約のためにも力率の改善は非常に重要な施策です。

 

力率改善にはコンデンサの設置が有効

力率を改善する、100%に近付けるためには、変圧される過程で生まれる電圧と電流の時差を解消して、無効電力を少なくする必要があります。具体的には、進相コンデンサを接続することで、無効電力を減らすのが一般的な方法です。

では、「どこに」「どのように」進相コンデンサを設置すれば効率が良いのでしょうか?これは専門的な内容になりますので、専門的な知識がないと適切な設置は難しいかもしれません。そのため、電気主任技術者も含めて設置を進めていくのが良いでしょう。社内に電気主任技術者がおらず、外注で依頼している場合でも、月に一度は電気機器の定期点検に来ています。事前に連絡を入れておくか、点検の時に声をかければ、相談に乗ってもらえるはずです。

 

手軽に電気代を削減するには電気料金プランを変更する

電気代削減のための手段として力率の改善は大事なことですが、電気料金プランを変更することで、さらに電気代を削減できる可能性があります。

電力自由化により、現在は低圧でも高圧でも、契約する電力会社は利用者が自由に選べるようになりました。これまでのプランから単価の安いプランや、電気の使い方に合ったプランに変更することで、電気代が安くなるケースは多いようです。

 

ただし、多くの新電力が登場し、料金プランもかなりの数があります。どの会社のどのプランが自社にとって一番安くなるのかは見積りを取って比較してみない事には分かりません。場合によっては年間で大きな金額を削減できるかもしれませんので、プラン選びは慎重に行いましょう。

 

電力プラン変更と力率割引で電気代を削減!最適な電力会社を見つけよう

工場や会社は、一般家庭とは違って多くの電力を使用しています。使う電力が多ければ、力率改善によって削減できる電気代も大きくなるということでしたよね。

電力会社やプランを変更することで、そもそもの料金単価を安くすることができますし、力率の改善ができれば、さらに電気代は安くなります。

電力会社やプラン選びは慎重に進めたいところですが、あまり時間や手間をかけるわけにもいきません。無料で利用できる「スイッチビズ」の一括見積りは、簡単な入力で複数社のプラン比較ができるため、ぜひ積極的に活用しましょう。

オフィスに掛かるコストとして、電気代もできるだけ削減しましょう!

家賃やメンテナンス費など、オフィスに掛かるコストはできるだけ削減したいものですが、アクセス性も考慮して最適な物件を選ぶようにしましょう。
また、オフィスで発生するコストとして気になるのは、電気代ですよね。電力会社の切り替えで、大幅に電気代を削減できたケースもあります。

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