電力会社法人向け

高圧・特別高圧ともに、全国的に新電力への切り替えが進んでいます。新電力のシェア率は2016年4月時点では全国で5.2%でしたが、2018年9月時点では14.1%とシェア拡大し続けています。

ここでは、高圧・特別高圧の契約をしている法人向けに、2019年時点での電気会社(新電力)の販売量ランキング上位の会社を紹介します。

さらに、ランキング上位に上がった電気会社の概要、独自のサービスや特徴、新電力会社を選ぶ際のポイントなども解説しますので、電力会社を選ぶ際の参考にしてください。

【特別高圧】全国の販売量ランキング上位の新電力を紹介

特別高圧の分野で、順調にシェアを伸ばしている新電力にはどのような会社なのでしょうか。ここでは、特別高圧の販売量で上位にランクインしている新電力会社(5社)の概要、およびそれぞれの特徴を紹介します。

電気会社販売量ランキング上位5社

ここでは、2019年時点での特別高圧の販売量ランキングを紹介します。

特別高圧の販売量ランキング上位5社

順位電気会社名エリア
1.エネット北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州
2.テプコカスタマーサー北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州
3.九電みらいエナジー東京
4.F-Power北海道・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州
5.シナジアパワー東京

東京ガスなどが出資するエネットが首位、その後にテプコカスタマーサービス(東電系列)、九電みらいエナジー(九電系列)、F-Power、シナジアパワーと続きます。

エネット

エネットは2000年7月、NTTファシリティーズ、東京ガス、大阪ガスの共同出資で設立された新電力会社です。新電力の中でも、長期に渡って販売量1位の実績を保ち続けています。

ガス会社出資ということもありLNG(液化天然ガス) 発電に強みがありますが、そのほか太陽光やバイオマス燃料などの再生可能エネルギーによる発電も手がけています。
エネットからの要請に応じて節電すると電気料金が割引になる法人向けサービス「EnneSmart(エネスマート)」が魅力的なサービスです。

テプコカスタマーサービス

テプコカスタマーサービスは、2013年7月に設立された東京電力グループの新電力会社です。

「お客様ページ」で現在の電気の使用状況や過去の使用実績が確認できるサービスを提供しており、電気の使用状況の「見える化」に力を入れています。

さらに、希望すれば自然エネルギーを利用した電力を選択することができます。選択した企業には「グリーン電力証書」が発行され、環境への取り組みを対外的にアピールしたい企業におすすめです。

九電みらいエナジー

九電みらいエナジーは、2014年7月に設立された九州電力グループの新電力会社です。
太陽光、水力、バイオマス、風力、地熱による再生可能エネルギーを利用した発電事業を行っています。

もともと九州電力は、長年、再生可能エネルギーの開発に取り組んでおり、グループ会社である九電みらいエナジーも九州電力が培ってきた技術やノウハウが引き継がれています。

これまでの蓄積を生かしながら、再生可能エネルギー電源の開発・運営に積極的に取り組んでいる新電力です。

【高圧】全国の販売量ランキング上位の新電力を紹介

それでは、特別高圧の対象となる施設よりも、やや小規模の施設を対象とした高圧についてはどうでしょうか。ここでは、高圧の販売量で上位にランクインしている新電力会社の概要、特徴などを紹介します。

電気会社販売量ランキング上位5社

まず、2019年時点での高圧の販売量ランキングを紹介します。

高圧の販売量ランキング上位5社

順位電気会社名エリア
1.テプコカスタマーサービス北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州
2.エネット北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州
3.F-Power北海道・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州
4.F-Power北海道・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州
5.丸紅新電力北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州

首位はテプコカスタマーサービス、2位エネット、3位F-Power。その後ろをエナリス・パワー・マーケティング、丸紅新電力が追いかける構図となっています。

エナリス・パワー・マーケティング

エナリス・パワー・マーケティングは2011年11月に設立された企業で、電力の売買や仲介、電気小売事業を行っています。

供給エリアは沖縄県を除く全国各地。離島にも電力供給を行っているので、離島エリアに拠点を持つ企業も利用可能な点が強みです。

バイオマスや風力といった再生可能エネルギーで発電した電力を購入できるプラン「RE100メニュー」や、電気購入由来の二酸化炭素排出量削減に役立つ「ノンカーボンメニュー」を提供しているため、エコ対策に力を入れる企業にもおすすめできます。

丸紅新電力

丸紅新電力は、丸紅の出資により2002年から本格的に国内の電力市場へ参入した企業です。

新電力会社と位置づけられているものの、母体となった丸紅はもともと海外電力事業での豊富な実績を持っている企業です。そして、新たに始動した丸紅新電力にも、過去の実績やノウハウは活かされています。

力会社としての歴史は長くはありませんが、国内ではすでに2万3000カ所を超える拠点を持ち、海外でも電力事業を展開中です。また、水力、風力、太陽光(メガソーラー)、バイオマス、天然ガスといった再生可能エネルギーによる発電にも力を入れています。

JXTGエネルギー

JXTGエネルギーは1888年に設立され、石油製品の精製や販売、ガスや石炭の輸入・販売などを行っている会社です。

電力自由化以後は電力事業にも参入し、川崎天然ガス発電所を始めとした自社施設で、石油や天然ガスによる発電によって安定的な電力供給を行っています。

らに、2012年度からメガソーラー発電事業にも取り組み、全国18カ所(2019年現在)の発電所から送電しています。また、今後はバイオマス発電にも取り組む計画もあるなど、再生可能エネルギーの電源開発にも積極的です。

電気会社を切り替えるには?選ぶ際のポイントや手続きの流れ

電力自由化により、法人を含む利用者側では、契約する電力会社を自由に選べるようになりました。新電力への切り替えは、電気料金を削減したり再生可能エネルギーによる電力を利用したりできるメリットがあります。

ここでは、電気会社を切り替える際に知っておきたい新電力の選び方や手続きの流れを解説します。

電気会社を選ぶポイント

電気会社を選ぶ際の主なポイントは以下の3つです。

・電気料金

料金プランは電気会社によって異なります。見積りを取って自社に最適な会社を選びましょう。

・エネルギー源

発電するためのエネルギー源は、火力、水力、太陽光、風力など様々です。特に、再エネ化を目指す企業であれば、エネルギー源にも着目しましょう。

・サービス内容

新電力各社では電力を効率的に使うためのシステムやセット割など、様々なサービスを展開しています。利用者側としては、サービス内容の確認も必須といえるでしょう。

切り替え手続きの流れ

新電力へ切り替え手続きには、1~2カ月程度の時間がかかります。したがって、切り替えにあたっては、ある程度ゆとりを持ったスケジュールを組んでおきましょう。具体的な手続きの流れについては以下の通りとなっています。

①見積り

電力の使用状況を調べ、調査内容を新電力会社へ送ると見積書が提示されます。

②契約締結

見積り内容を確認し、切り替えが決まったら新電力会社と電力需給契約を結びます。基本的に現在契約している電力の解約申し込みについては、切り替え先の電力会社が行う仕組みです。

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電力切り替えによって、多くの企業が電気代の削減に成功しています。

ただ、新電力の電気料金が必ずしも安いとは限りません。実際に電力会社を切り替えるためには、各社のプランの比較検討が不可欠といえます。とくに高圧施設は電気の使いかたによって最適なプランが違ってくるため、詳細な見積もりをとる必要があります。

ランキングは確かに1つの目安にはなりますが、それ以上に自社に合ったプランを提供できる会社を選ぶことが大切です。あらゆる電力会社の中から、自社の方針や電気の使用状況に合った最適なプランを探してみましょう。

しかし、比較検討が必要とはっても、電力会社ごとに1社ずつ見積りを取るのは手間がかかります。

そこで、おすすめしたいのがスイッチビズの一括見積りです。一度に最大5社の見積りが取れるうえ、専門スタッフによるサポートと最適な提案を受けることができます。

まずは一括見積りで、どのくらい電気料金が安くなるのか調べてみましょう。