再エネ電力

世界的な環境への配慮から、事業に用いる電力を100%再生可能エネルギーに転換する「RE100」などの国際イニシアチブに加盟する企業が増えています。

しかし、CO2削減にあたっては、施策にかかる費用が大きな課題となるでしょう。

「100%再生可能エネルギーでまかなうこと」とは、具体的に何をすればいいのでしょうか。

まずは、コストをかけずにできる再エネ化から始めるのがおすすめです。電力会社が提供する「再エネ100%の電気料金プラン」への切り替えなどが挙げられます。

この記事では、日本の再エネ100%電力に切り替えた実例を交えながら、コストを抑えてRE100を実現する方法をご紹介します。

RE100とは?加盟企業の取り組み事例

2014年に発足した「RE100」は、事業運営に必要な電力を100%再生可能エネルギーでまかなうことを目標に掲げた国際ビジネスイニシアチブです。2019年12月4日時点で、世界の216社が加盟しています。

以下に、RE100に加盟する世界の企業と具体的な取り組みを紹介します。

企業名R100への取り組み
ネスレスイスネスレの各種フリーザーや工業用冷却システムにおいて自然冷媒の使用を拡大すること
イケアスウェーデン世界の自社建物に70万基以上の太陽光パネルを設置するなど
アップルアメリカ全世界において新たに400万kWのクリーンエネルギー設備を設置する
リコー日本自家発電施設の設置。欧州などでは再エネ電力への切り替えを行っている

ここに挙げた取り組みからは、事業の再エネ化に向けた3つの方法が見て取れます。

  • 再生可能エネルギー(太陽光など)の発電設備を設置
  • 自然の熱エネルギーを活用する設備を導入
  • 再生可能エネルギー比率が高い電力へ切り替え

設備投資には多大な費用がかかるため、すべての企業が実践することは難かしいかもしれません。

そこで、低コストですぐにCO2排出量を抑えられる「再エネ100%プランへの切り替え」を、まずはおすすめするのです。

再エネ電力プランは、大手電力会社や新電力が取り扱っています。電力自由化による選択肢の拡大もあり、再エネ電力はとても手に入りやすくなっています。

再エネ電力プランへの切り替えがRE100達成につながる

再エネ

石油などの化石燃料を燃やして発電すると大量のCO2が発生します。そこで、電力を再生エネルギー由来のものに置き換えることで、CO2排出量の削減に貢献できます。

再生可能エネルギーの電力を使うといえば、太陽光や風力での自家発電・自家消費がイメージされるかもしれません。

こうした設備ももちろん有効ですが、事業に必要な電力をすべてまかなうには、相応の敷地と費用を要します。

一方、電力会社の再エネ100%プランへの切り替えは基本的にコストが掛かりません。既存プランの解約費用があったとしても、乗り換え先の電力会社が支払うのが通例です。

初期費用をかけずに再エネ化を進められるという大きなメリットがあるのです。

再エネを売りにする電力プランの弱点

デメリットとして、一般的な電気料金と比べたコストが少々高くなる可能性があります。

電力は石炭火力での発電が最も安いものの、CO2排出量が多いことから環境配慮型の電力プランには適しません。

こうした発電手段を用いた従来の電気よりも、再エネの電気が高く感じられるのは無理のないことでしょう。

この課題は、電気の使い方とプランの組み合わせでコストダウンができる可能性があります。電力プランの乗り換えを電力のプロに相談するとともに、見直し後のコストの変化を見積もり依頼しておくのが良いでしょう。

発電時のCO2排出量が少ない電力と省エネ、そして可能ならば再エネによる自家発電・自家消費が、事業の脱炭素化を実現させるポイントなのです。

再生可能エネルギー100%プランの導入事例

災害が多い島国の日本で、再エネ電力の活用は難しいと聞いたことはありませんか?
ここからは、国内の企業の再生可能エネルギー100%プランの導入事例を紹介します。

アスクル株式会社

アスクル株式会社は、2018年5月から再生可能エネルギー由来の電力へ、順次切り替えを行っています。

アスクルは事業電力として、ネクストエナジー・アンド・リソース社のグリーナでんきプラン「GREENa RE 100プラン」を採用しています。このプランは、日本初の100%自然エネルギーで、CO2排出係数ゼロとして注目されています。

「GREENa RE 100プラン」の詳細

ネクストエナジー・アンド・リソース社の「GREENa RE 100プラン」は、CO2排出係数ゼロの100%自然エネルギーです。

また、「GREENa RE 100」のビジネスプランは、東京電力のスタンダードプランSとほとんど料金が変わらず、価格の安さも魅力です。

現在、グリーナでんきの電気供給エリアは東北電力・東京電力・中部電力・関西電力管轄内となっています。

戸田建設株式会社

戸田建設株式会社では、2019年7月に戸田建設の筑波技術研究所で使用する電力を、100%再生可能エネルギーに切り替えました。

太陽光や風力、水力、バイオマスなどのFIT電気を主とした電力を販売している、みんな電力株式会社の「ENECT RE100プラン」の再生可能エネルギーを採用しています。

「ENECT RE100プラン」の詳細

みんな電力は、実際に発電所内の様子や施設責任者の顔を見ることで、その特徴やこだわりを理解することができます。

発電所を自身で選び、電気料金の一部を支払うことで、お気に入りの発電所を応援できる独自の試みも魅力です。みんな電気では、このようにして電気の地産地消を目指しています。

また、みんなの電気のRE100向けプランである「ENECT RE100プラン」は、FIT電気と再生エネルギーによって再エネ100%の電気を供給しています。

提供エリアは、東北電力、東京電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力エリアです。

パナソニック株式会社

パナソニックは、2050年までに日本国内だけでなく、グローバルで使用する電力をすべて再生可能エネルギー由来に切り替えることを目指しています。

実際に兵庫県のパナソニックエコテクノロジーセンターにおいて、太陽光発電設備が導入されています。

電力の不足分は、関西電力の「水力ECO(エコ)プラン」と非化石証書、J-クレジットを組み合わせて再生可能エネルギー100%での事業運営を行っています。

「水力ECO(エコ)プラン」の詳細

関西電力の「水力ECOプラン」は、化石燃料を使わない一般水力発電を活用した、法人向け電気料金メニューです。

特別高圧もしくは高圧で関西電力を契約している企業が利用することができます。ただし提供エリアは関西電力エリアのみとなっています。

再エネ100%プランを無料で診断

すでに、大手企業も中小企業もCO2排出を抑えるための行動が求められています。

手間と初期費用を抑えて再エネを導入するには、再エネ100%の電気料金プランの乗り換えが最も効率が良いです。
再エネ100%の電気料金プランへ切り替えることで、現場の仕事を変えずにCO2排出量削減を進められます。

電力会社の乗り換えはコストメリットが注目されがちですが、CO2排出量の削減も目狙えます。できるところから着実に、再エネ化の取り組みを始めましょう。

電力プランの見直しと省エネ、一緒に無料相談・見積もりは「スイッチビズ」

CO2排出量は電力を変えるだけで減らすことができます。
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