業務用エアコン

業務用エアコンと家庭用エアコンには、どのような違いがあるかご存知でしょうか?この記事では、業務用と家庭用のスペックの違い、業務用エアコンの導入費用や電気料金などについて詳しく解説します。

電気代の節約方法についても紹介するので、ぜひ業務用エアコンの導入を検討するときの参考にしてください。

業務用エアコンと家庭用エアコンの違い

この段落では、業務用エアコンと家庭用エアコンの主な違いについて説明します。

電圧の種類

業務用エアコンと家庭用エアコンでは、電圧の種類が異なります。

【電圧の種類】

家庭用エアコン:単相100Vまたは単相200V

業務用エアコン:三相200Vまたは単相200V

【単相とは】

  • 主に一般家庭で利用される電力
  • 配線の数が少なく電圧が低いため安全

【三相とは】

  • 少ない電流で単相と同じ電力が得られる
  • 高圧電力は商業施設や工場、病院のように使用電力の大きい建物が契約対象になる
  • 三相は200Vのみ

業務用エアコンを使う場合は、三相200Vまたは単相200Vから選択できます。三相の場合は、低圧電力で動力プランを契約、または高圧電力の契約が必要となります。低圧電力の動力プランは、一般家庭向けの従量電灯プランよりも価格が安く、使用量が多いほどお得です。

室外機の数

家庭用エアコンは、1台のエアコンにつき1台の室外機が必要でが、業務用エアコンは、1つの室外機に複数のエアコンをつなげて操作できます。個別に運転させることも可能なので、エアコンを複数台導入する場合に便利です。

業務用エアコンを導入するメリット

業務用エアコン

この段落では、業務用エアコンを導入するメリットについて解説します。

光熱費の削減につながる

業務用エアコンを導入するメリットの1つが「光熱費の削減」です。業務用エアコンは、家庭用エアコンよりも省エネルギーの性能が高いので、使用電力を抑える効果によりランニングコストが安くなります。

工場やオフィス、店舗などでは長時間エアコンを使わなければならないケースが多く、使用電力量を少なくできれば大きな経費削減につながるでしょう。

家庭用エアコンに比べて耐久性がある

業務用エアコンは、家庭用エアコンに比べて耐久性に優れています。業務用エアコンは長時間の稼働を想定した作りになっているため、家庭用エアコンに比べて耐久性があるのが特徴です。

家庭用エアコンの耐用年数は約6年ですが、業務用エアコンの耐用年数は約13〜15年と大幅に長くなっています。

業務用エアコンを導入するデメリット

この段落では、業務用エアコンを導入する際に知っておきたいデメリットについて説明します。

設置スペースの確保が必要

業務用エアコンには、天井カセット形、床置型、壁掛型などがありますが、機器が大型になる分、家庭用エアコンよりも広い設置スペースが必要です。天井や壁のスペースにある程度の余裕がある建物でないと設置ができないケースがあります。

設置費用が高額

設置費用が高額であることもデメリットとしてあげられます。業務用エアコンは、家庭用エアコンのように家電量販店に依頼してすぐに対応してもらえるものではありません。取り付ける際に天井や壁に穴を開ける必要があるため、設置には手間も費用もかかるのです。

業務用エアコンの導入にかかる費用は、本体価格と設置費用に分けられます。

一般的な業務用エアコンの設置費用は、3万5000〜20万円程度が相場といわれています。家庭用エアコンの設置費用の相場は1万〜1万5000円程度なので、業務用エアコンの設置費用が高いのは一目瞭然です。

しかし、業務用エアコンによる光熱費削減の効果は大きいので、初期費用が高額でも業務用エアコンを導入している企業も多いのです。

いくら必要?業務用エアコンの導入費用について

業務用エアコンにかかる費用は、本体価格・工事費・諸経費です。本体価格の相場は、商品の能力である「馬力」や設置方法によって変わります。

本体価格は機種により異なります。ダイキンの「EcoZEAS 天井埋込カセット形 SZRC140BC」、5馬力相当のモデルの場合は約30万円前後で販売されています。

工事費の相場は、一般的な天井埋め込み型で約12〜13万円です。ほかに諸経費として約1万円程度かかるため、総額で43万円程度かかる計算になります。

業務用エアコンは高額なので、中古で安く購入する、リースにするといった選択をする企業もあります。このような選択肢も視野に入れて、自社の予算に合わせた方法を選ぶようにするといいでしょう。

気になる業務用エアコンの電気料金

業務用エアコンを導入した場合の電気料金について、具体的な金額を解説します。

業務用エアコンは、「ワット数×使用時間×1kWあたりの電気料金」の式を使って計算できます。電圧の種類は、単相200Vか三相200Vです。1馬力を2.8kWで換算したときの電気代を、以下の表にまとめました。

【5馬力相当のエアコンを8時間使った場合の電気代】

電圧の種類1kWの電気料金使用電力量8時間使った場合の電気代
単相200V25円14kW(5馬力)2800円
3相200V17円14kW(5馬力)1904円

電気料金は電力会社によって異なり、基本料金も加算されるので、あくまでも上記の電気料金はひとつの目安として参考にしてください。

業務用エアコン1台と家庭用エアコン2台を比較

業務用エアコンの電気代を、5馬力相当になるように家庭用エアコン23畳用(7.1kW)を2台設置した場合の電気料金と比較してみましょう。

東京電力の「従量電灯B」を使用した場合、家庭用エアコン1台あたりの電気代は約1500円(7.1kW×8時間×26.48円=約1504円)です。これが2台あるので約3000円になります。

業務用エアコン「3相200V」の場合の電気代は1904円なので、家庭用よりも1000円以上も電気代が安いことが分かりました。省エネ性能が高い業務用エアコンは使用電力量を抑えられるため、計算した金額よりさらに電気代が安くなる可能性があります。

業務用エアコンの電気代を節約する方法

電気代節約

業務用エアコンのランニングコストを抑えるために、電気代を節約する方法をチェックしておきましょう。

店舗やオフィス、工場では、空調設備の電気代が経費のなかでも大きな割合を占めています。そのため、エアコンは使い方を工夫しながら節電したいところです。

節電の方法については以下のサイトを参照してください。

業務用エアコンは導入すべき?費用と電気料金の節約方法を解説

最新機種を選ぶ、温度設定に配慮するなどの方法で節電できますが、すべての建物で有効な手段とはいえません。病院や介護施設では、入所者の熱中症や職員の業務効率が下がるのを防ぐため、温度設定を変えられないケースもあります。

節電対策を行うことが難しい場合には、電力会社の切り替えで無理なく電気代を節約しましょう。電力会社によって電気料金やプランが異なるので、複数の電力会社を比較し、各事業所の使用状況にあったプランを選択することで節約効果もアップします。

一括見積りで業務用エアコンの電気代を節約しよう

業務用エアコンの導入費用は高額になりがちですが、電気料金が安くなるので、長い目で見ればトータルでお得になるケースも多くあります。

電気料金をさらに安くするなら、電気の契約プランの見直しも行いましょう。見直しの際は複数の電力会社の料金プランを比較して、使用状況にあったプランを選択することが大切です。無料でできる高圧電力・特別高圧電力の一括見積りには、ぜひスイッチビズをご活用ください。