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2つの高圧受電設備のメリットとデメリットのポイントを紹介

高圧電力 高圧電力

高圧電力

高圧電力は、そのままで使うことができません。そこで高圧受電設備が必要になってきます。
高圧受電設備は、高圧の電気を使用する設備の仕様に合った周波数と電圧に変える設備のことです。

そして電気を安全に安定供給するためには、設備の能力が必須になってきます。
安全供給するための機器には、進相コンデンサ、遮断器、断路器、電力ヒューズ、変圧器、避雷器、電磁接触器、計器用変成器、配線用遮断器、保護継電器、計器類などがあります。

最初の段階で設備投資はかかりますが、長期的に見ると、電気料金が安くなるメリットがあります。

ここでは、2種類の高圧受電設備のメリットとデメリットを紹介していきたいと思います。

2種類の高圧受電設備とは

電気設備

高圧受電設備にはキュービクルと開放形の2種類があります。
それぞれ特徴があるので、具体的にメリットとデメリットを合わせて紹介していきたいと思います。

開放形の特徴とは

開放型高圧受電設備は、主に大容量の電力を使用する工場などで使われる受電設備です。

基礎をフレームで形作り、フレーム内に遮断器や継電器といった機械を収めています。
どちらかと言うと、その大きさから屋外に設置されていることが多いのですが、屋内に設置されることもあります。

15年前迄は主流の設備でしたが、保守点検する範囲が広く充電箇所に触れて感電するリスクがあることなどから、最近はあまり採用されなくなっています。
一般的に、ビル内の一室に専用の変電設備を設けているタイプは開放型です。

キュービクルの特徴とは

キュービクル(閉鎖型)高圧受電設備とは、工場やオフィスビルなど、中規模の電力を使用する建物の屋内や屋上に設置されている、金属で造られた箱型の受電設備です。

日本工業規格JIS4620では、キュービクルを高圧受電設備として使用する機器を一式箱型の金属ケースに収納したものと定義しています。
キュービクルには、一般用のJIS規格適合品、消防用のキュービクル式非常用電源専用受電設備の2種類があります。
⇒高圧電気設備2種の特徴と2つのトラブルについて

さらに3.6~36kVの電圧に該当するキュービクルをJEM規格では、金属閉鎖形スイッチギア又は、コントロールギアと呼んでいます。

キュービクルはJEM規格では、スイッチギアの開閉装置のことを指します。
厳密に言うと、スイッチギアにキュービクルが分類されているということになります。

開放形のメリット

1.メンテナンスが楽

元々広めの面積に設置するため、点検のための広いスペースがあることから、目視での点検が楽にできる点があります。

2.増設が簡単

スペースに余裕があれば、簡単に増設ができます。

開放型のデメリット

1.工事費用が高くなる

設置→組み立て→配線といった工事を現地でしなければならないので、工期が長くなるため、結果的に工事費用が高くなる傾向があります。

2.品質面の不安

現地にて加工するため、工事を担当する人たちの腕前に左右されることもあり、品質面の不安があります。

3.環境によるリスク

充電部を露出させた形状のため、直射日光や塩害などによる故障のリスクがあります。

キュービクルのメリット

1.品質が安定

あらかじめ工場にて組み立ててから出荷され、設置されるため、品質の点で安定しています。

2.工期が短い

すでに工場で組み立てたものを設置するため、現地では配線工事がメインとなることもあり、工期が短く済みます。

3.安全性の高さ

金属で造られた箱の中に機械が収められるため、寒さや暑さなどの気温による故障のリスクや、感電の可能性が低くなります。

4.コスト削減

コンパクトで場所を取らないので、建物や土地のコストを抑えることができます。

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キュービクルのデメリット

1.交換に手間がかかる

工場で組み立てる必要があるため、交換や増設をする際には、事前に準備をする手間がかかります。

2.扉の開閉

開放形と違い、点検やメンテナンスの際に扉の開け閉めをする必要があります。

高圧受電設備を利用するには有資格者が必要

電気主任技術者

ここまで高圧受電設備の種類とメリットとデメリットを見てきました。

最後に大切なことをお伝えしておきたいと思います。

低圧と違い高圧受電設備を所有するには、電気主任技術者が必要になります。
非自家用というシステムがあり、このシステムを起用すれば電気主任技術者がいなくても高圧受電設備を所有することが可能ですが、起用条件はとても厳しいものとなっています。

しかも設備が故障した場合は、自己負担で修理をしなくてはなりません。
その間は、休止状態になり修理費などもかかってきます。

低圧電力と違い電力をまとめて買電することで電力単価を安くできるメリットもありますが、デメリット面もしっかりと理解して選択することが望ましいと思われます。

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